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ふるさと兼業地域連携パートナーに聞いてみた!#1(石川県能登半島エリア編) | ふるさと兼業

ふるさと兼業地域連携パートナーに聞いてみた!#1(石川県能登半島エリア編)

ふるさと兼業地域連携パートナーに聞いてみた!#1(石川県能登半島エリア編)

こんにちは!G-netふるさと兼業首都圏プロモーションチームの赤嶺です。

時折、G-netは岐阜のNPOなのに、ふるさと兼業の地域プロジェクトはどうやって作ってるの?と聞かれることがあります。

 

実は各地域のプロジェクトは、G-netと連携した独自の強みを持ったパートナーとなるコーディネーターが地域の企業と共に企画しています。ふるさと兼業に共感してくださる各地の企業を見つけるところからはじめ、企業と一緒にプロジェクトを設計し、兼業者・プロボノのマッチングだけでなく、マッチング後の伴走、振り返りまでサポートしていく仕組みを取っているのです。

 

…とはいうものの、各地域のパートナーとはどんな人?どんな活動をしているの?どんな風に関わってくれるの?など、色々と疑問に思うことがありますよね。そこで、今回は地域パートナーのコーディネーターに直接お話をお聞きしました!

初回は、石川県の能登半島にある株式会社御祓川の岡本竜太さんをご紹介します。

 

どんな思いでふるさと兼業に取り組んでおられるのか、これからどんなプロジェクトがふるさと兼業にアップされていくのかも探ってきました。めちゃめちゃ素敵な方でしたので、是非お読みください!

 

・地域団体:株式会社御祓川
・エリア:石川県能登半島
・コーディネーター:岡本 竜太さん

地域コミュニティを盛り上げる能登半島移住計画の仲間たち。

———岡本さん、こんにちは!まずは簡単にこの記事を読んでくださる方へ、会社のことやご自身のことを教えてください!

 

岡本さん:私たちは、能登の民間まちづくり会社です。10年前から事業の1つとして、地域の中小企業やまちづくりプロジェクトに都市部の大学生が飛び込む、「能登留学」というインターンシッププログラムを運営してきました。

 

関わる企業数が増えてくるなかで、中小企業の人材不足・定着に関する課題を耳にする機会が増えました。そこで、地域企業への人材紹介、採用のための体制づくり、人材育成研修も行なうようになり、人事面から経営支援することへ発展してきています。

 

———岡本さんはどんな経緯で御祓川に入られたのですか?

 

岡本さん:私は岐阜県飛騨高山の出身です。ファーストキャリアは地元のインバウンド向け旅行会社でした。これからどう働いていこうと考えていた時に、御祓川に出会い、事業性を持って地域に貢献していく姿勢に共感しました。

 

今の会社に入った時は、旅行業とまちづくりを両面でやっていました。その中で、地域の人材不足が本当の課題だということが実感として分かったので、いまは人材づくりをメインにしています。人が動く観光とこれからの人材の形は、それほど離れた分野ではないんですよ。だから過去の経験を活かすことができると考えています。

 

■地域について

 

———能登の魅力について教えてください!

 

岡本さん:輪島塗など伝統工芸品はもちろんですが、能登半島は、日本で有数の祭りが残っているエリアです。集落ごとに祭りがあったりして、その運営の地域システムが評価されて日本文化遺産にもなっています。インターン生も参加させてもらって特別な体験ができているようで、祭りで人と人が繋がっているのを感じます。

お祭りが盛んな能登半島。写真はGWに開催される青柏祭の一コマ。

———逆に、地域の課題について感じることはありますか?

 

岡本さん:人材に投資をすることができないという点です。これまで以上に、人手不足や若者の地域離れという課題が顕在化してきているにも関わらず、コストをかけて人材採用に取り組めていない・取り組み方がわからない企業が多い。

 

こと採用となると、縁故採用だったり、ハローワークでたまたまいい人に巡り合ったり・・・、人事・評価制度なども整ってない会社が多いと感じています。そのような会社に対して、我々が少しづつでも課題解決の力になれたらと思っています。

 

■ふるさと兼業について

 

———なぜ、ふるさと兼業の連携パートナーになろうと思われたのですか?

 

岡本さん:いわゆる正社員でUIターン者のマッチング事業を進めていくうちに、必ずしも移住しなくても「地域と関わりを持つ大人」が増える取り組みが必要だと感じるようになりました。そんなときに「ふるさと兼業」のコンセプトを聞き、共感したため立ち上げから関わらせてもらってきました。

 

能登への「関わりしろ」として、旅行や移住の間のプログラムを提供していきたいと思いふるさと兼業を活用した事業を展開しています。

 

———これからふるさと兼業で募集したいプロジェクトを教えてください!

 

岡本さん:能登には、輪島塗や和蝋燭などたくさんの伝統工芸品があります。また、和倉温泉など観光業も盛んです。これまでにも、能登の魅力を伝える「ふるさとライター ※現在は募集終了」や、旅館のインバウンドプロジェクトなど、地域の魅力を伝えることを軸にふるさと兼業にアップしてきました。

プロジェクト企画からサポート。

 

能登のふるさと兼業には、サンフランシスコ在住の日本人の方が関わっているプロジェクトもあります。旅館の中でどんなサービスが足りてないか、どんなサービスが過剰かというのを海外の方の目線でアドバイスをもらっているんですよ。

 

これからも、そういった「能登だからできる」「能登のことを知って好きになってもらえる」ようなプロジェクトを作っていきたいと考えています。また、東京にいてもリモートで参加しやすいプロジェクトを心がけています。東京にいながらサポートできるようなことで、インバウンドや都市部での販売、海外への展開、観光・旅館業などを展開していきたいですね。

リモートもいいけど、一度は訪れてみたい能登の風景。

 

———その他に、コーディネーターとして心がけていることを教えてください!

 

岡本さん:兼業者には、出した案にフィードバックしたり、企画・アイデア出しの場合は、一緒にアイデアだしをしたりもしています。そういった仕事的なサポートはもちろん、地域でのイベントや仲間を紹介したり、仕事生活面両面でサポートをすることを心がけています。

企画・アイデア出しも一緒に。

受け入れ企業側にはどんな風に進めていくかを定期的にヒアリングしています。兼業者の特徴に合わせて対応は変えていますが、マッチングだけでは終わらず、プロジェクトが進む過程でもプロジェクトの一員としてサポートをしています。

 

———本日は貴重なお話をありがとうございました。最後に一言お願いします!

 

岡本さん:「能登だからできる」「能登の人事部だからできる」「能登のことを知ってもらう・好きになってもらう」第二のふるさとになるようなプロジェクトを作っていきたいと考えています。

 

旅行で来てもいい、ワーキングホリデーでもいい。毎月1回や移住なども含めて、大人の「関わりしろ」を増やすため、ふるさと兼業でも取り組んでいます。ぜひ心地よいバランスで能登と関わっていただけたらと思います。

 

能登のふるさと兼業のプロジェクトをチェックして楽しみにしていてください!

 

《お話を伺った方》
・岡本 竜太さん

飛騨高山生まれ。大学生の時に経験した、観光立国&地域分権の進んだ国スペインへの留学とNPO法人ETIC.主催の地域プログラムへの参加を通して、インバウンド観光/観光まちづくりに関心を持つ。新卒Uターンという道を選び、地元の旅行ベンチャー企業に就職。その後、能登半島へ移住し株式会社御祓川へ入社、インターンシップ/研修プログラム/地域に触れる旅行など、多種多様なコーディネート業務を行っている。

 

・能登の人事部(株式会社御祓川)

能登の民間まちづくり会社が運営する、人事プラットフォーム。新しい試みとして「兼業・プロボノ」人材の受入れを広げており、旅館から製造業、漁業からまちづくりプロジェクトまで多様な求人を用意している。これまで行ってきたUIターン者の移住支援や大学生インターンの導入実績から企業/集落と深い繋がりを作ってきたため、より質の高い求人設計が可能。

 

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