ふるさと兼業監修『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業リスキリング』2024年8月2日発刊
2024年08月01日(木)
キャリア自律を考えているビジネスパーソン、新たな研修プログラムを検討している企業の人事担当者に
ふるさと兼業代表の南田修司が監修した書籍『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業リスキリング』が、2024年8月2日に発刊されます。
著者はふるさと兼業の兼者さんでもあり、30sta!の編集長でもある杉山直隆氏。ご自身でもプロボノやコーディネーターとして取材と実践を長年積み重ね、ふるさと兼業実践事例や、大手企業の実践型越境研修のコーディネート事例をふるさと兼業のメンバーと協議しながらまとめ上げられました。
「リスキリングに関心はあるが、何をすればいいかわからない」人に
近年、注目を集めるようになったリスキリング。人生100年時代が到来した今、学び直しの必要性はますます高まっています。
ただ、そうはいっても、「何をすればいいのかわからない」「自分なりに取り組み始めてみたものの、学んだことを活かす場がなく、なかなか長続きしない」という方も多いのではないでしょうか。
「何かやらなければ」と思いつつも、なかなか踏み出せないという方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめしたいのが「地方副業リスキリング」です。
「地方副業」「プロボノ」による、新しい「リスキリング」「越境学習」の形
「地方副業」とは、主に首都圏で働くビジネスパーソンが、地方の中小企業やNPOなどにおいて、「オンラインでリモート中心の副業」をすることです。また「プロボノ」とは、本業のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動のことです。
副業と聞くと、一瞬小遣い稼ぎのようなイメージを持たれるかもしれませんが、地方副業やプロボノで取り組む仕事は、マーケティング戦略の立案・実行やIT環境の整備、人事制度の構築といった、もっと専門的な仕事です。地方の企業やNPOは何らかの地域課題や社会課題の解決を目指していることが多く、その解決に実地で携われるという魅力があります。
本書は、この地方副業・プロボノを通じて学び直しをするという、新しいリスキリングの形を提案するものです。
地方副業・プロボノは、近年、人材育成の世界で盛んに言われるようになった「越境学習」の観点からも効果的な方法として注目されています。
「地方副業」「プロボノ」に参加するとどんなメリットがあるのか?
「地方副業」「プロボノ」に参加すると、次のようなメリットがあります。
・本業では経験できないような仕事にチャレンジすることで、新たなスキルやノウハウが身につく
・アウェイの環境に身を置くことで、自分の固定観念に気がつき、価値観や考え方が変わる
・社内では得にくい多様な人とのネットワークが築ける
・新しいビジネスのヒントが得られる
・積極的な姿勢が身につく
・新たな居場所・サードプレイス(職場と家庭以外の第3の居場所)ができる
地方副業・プロボノで、普段とは異なる環境に身を置き、いつもとは違うメンバー達と仕事をすれば、今まで気付かなかった自分の強みに気付き、これからどのようなキャリアを形成していけばよいのかも見えてきます。
何よりも多くの体験者から聞かれるのは、「仕事をするのが楽しい」という声です。
「地方副業リスキリング」の魅力・効果や、押さえておきたい考え方や注意点を、実例も交えて解説
本書では、地方副業やプロボノに挑戦する人と受け入れ企業双方にとって齟齬なく実りある体験となるよう、事前に押さえておくべき考え方やポイントを実例を交えて解説しています。
また、越境学習研究の第一人者である法政大学大学院政策創造研究科 石山恒貴教授のスペシャルインタビューも収録しました。
「地方副業」「プロボノ」を研修プログラムとして導入したい人事担当者にとっても、導入の勘所がつかめる一冊です。
まずは「3か月」から。変化の激しい時代を生き抜くことができる「あなただけのキャリア」を手に入れるため、今こそ、地方副業でリスキリングを始めませんか?
インターンのコーディネート経験を社会人の育成にも活用
ふるさと兼業の越境研修プログラム「シェアプロ」は、岐阜県を拠点に地域の中小企業の経営革新と担い手となる若者の人材育成を通じた地域活性に取り組むNPO法人G-netが開発しました。
2004年に、実践型インターンシップのコーディネートを開始。さらに、地域の中小企業経営者の右腕となる人材に特化した就職採用支援事業「ミギウデ」を開始して、学生や若い世代と地域の企業をつなぐ事業を行ってきました。
こうした事業の中で、スキルも経験もないけれど、熱意とモチベーションが非常に高い学生がインターン生として入ることで、若者自身の成長はもちろん、受け入れ企業も変わっていくことに、年々実感を得ていました。
地域の中小企業では、経営者が孤軍奮闘していて、社員からは「仕事が増える」と時に反発されることも少なくありません。そんな中に、経営者と同じ熱量で新しいことをしてくれる人が入ることで、経営者の後押し、大きな推進力になるのです。
このインターンの仕組みを、社会人の人材育成にも活用できるはずだと考えたことが「シェアプロ」の始まりです。フルタイムでは関われなくても、専門知識と思いがある社会人が参画することで、中小企業にとっては期間限定で経営者の右腕を得ることができます。社会人の側も、逆境を乗り越えてきた中小企業の経営者と接し、ビジネスの現場をリアルに感じながらプロジェクトに携わることで、多くの学びが期待できます。これを企業の研修として行うことで、人材育成と地域課題の解決を両立できる、社会性のある研修を実施できるのです。
ふるさと兼業の地域パートナーの中には、これらのような事業を通し、長年にわたって地域の中小企業に伴走してきた団体も多く在籍しています。地域の中小企業は課題を抱えていても「何も知らない・できない」弱者ではありません。さまざまな逆境を乗り越えてきた猛者たちです。「シェアプロ」を開発する上では、その猛者たちが仕掛けようとしていることを、研修参加者が一緒になって面白がり、提案やアドバイスをするのではなく当事者になれるようなプログラムにすることにこだわりました。
近年注目されている「越境学習」ですが、ふるさと兼業ではこの言葉が一般的になる前から、「長期実践型インターン」や「シェアプロ」による越境学習の試行錯誤を続けています。
『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業リスキリング』
【目次】
第1章・なぜ「地方副業・プロボノ」が、リスキリングで注目を集めるのか
第2章・体験者に聞く「地方副業・プロボノ」の魅力とは?
第3章・なぜ「地方副業・プロボノ」が、リスキリングに効くのか?
第4章・「地方副業・プロボノ」でリスキリングを始めよう
第5章・「地方副業・プロボノ」で最高のリスキリングをするポイントとは?
第6章・「地方副業・プロボノ」はその後が大事
法政大学大学院政策創造研究科 石山恒貴 教授 スペシャルインタビュー 「ひとり多様性」を持てばレジリエンス力の高い自分になれる
【著者】
杉山直隆(すぎやま なおたか)
ライター/編集者。国家資格キャリアコンサルタント、JCDA認定CDA。
(株)オフィス解体新書・代表取締役。『週刊東洋経済』『月刊THE21』『NewsPicks』などビジネス関連のWebメディア・雑誌・書籍や、企業のオウンドメディア・PR誌などで多数執筆。2020年5月より30代からのリスキリング・学び直しを支援するWebメディア「30sta!」編集長。著書に『文章は「つかみ」で9割決まる』(日本実業出版社)、『就活のトリセツ』(Gakken)がある。
【監修】
南田修司(みなみだ しゅうじ)
NPO法人G-net代表理事 「ふるさと兼業」代表
「ホンキ系インターンシップ」など地域と人をつなぐ多様な事業を展開。2018年に副業兼業に特化したマッチングプラットフォーム「ふるさと兼業」を立ち上げ、同年に大手企業向け越境プログラムをリリース。これまで1000名の副業兼業人材をマッチングしてきた。また、2026年開学を目指すCo-Innovation University(仮称)の事務局に参画し、実践領域を管轄する拠点Co-Innovation Laboratory(通称CoIL)の事業統括として、リスキリング研修の企画設計にも従事している。共著書に『長期実践型インターンシップ入門』(ミネルヴァ書房)がある。
【書籍紹介】
『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業リスキリング』
著者:杉山直隆
監修:南田修司
発行元:株式会社自由国民社
定価:1,760円(税込)
判型:四六判
頁数:224頁
ISBN:978-4-426-13014-5
発行日:2024年8月2日
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【本リリースに関するお問い合わせ先】
NPO法人G-net
TEL:058-263-2162(受付時間 9:30~18:30 土日祝休)
E-mail:[email protected]
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