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採用に悩むなら、まずは兼業人材活用をおすすめする理由。兼業を入口に地域企業に入社した二人の本音もご紹介 | ふるさと兼業

採用に悩むなら、まずは兼業人材活用をおすすめする理由。兼業を入口に地域企業に入社した二人の本音もご紹介

採用に悩むなら、まずは兼業人材活用をおすすめする理由。兼業を入口に地域企業に入社した二人の本音もご紹介

「求人を出しても応募がない」「興味を持ってくれる人材がいても、移住への不安もあってなかなか入社に至らない」「やっと採用した人材が定着しない」
地域企業の皆様の中には、採用に関するこうした悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こうした悩みを解消する方法の一つとしてご紹介したいのが「まずは副業兼業として関わる人材を募集する」という方法です。実際に、まずは副業兼業で関わることがステップになって、地域企業への転職につながる事例が生まれています。また副業兼業から転職へと直接つながらなくても、兼業者を活用することで、企業のレベルアップを図ることもできます。

今回は、兼業をきっかけにして地域の企業に入社した二人の事例を、その上司であり地域企業との関わりも深い二人のコメントも交えてご紹介します。

◎座談参加者
きら星株式会社 三浦佑太郎さん


1997年生まれ、茨城県日立市出身。新卒は東京にてプログラマとして働くも、都会での孤独感をきっかけに、いつか挑戦したいと思っていた地方移住を決意。越後湯沢本社で代表の鞄持ちをした後、燕三条オフィス立ち上げを行う。好きなものはビール、麻雀、野球、サウナ。

 

NPO法人G-net 高橋ひな子さん


1999年、宮城県生まれ。その後、NPO法人G-netへ新卒入社を機に岐阜へ移住。
在学中は1・2次産業に関わるインターンシップや兼業等に従事し、SNSでの情報発信、既存商品のブランディングなどを経験。G-netでは副業・兼業のコーディネート、「東海ヒトシゴト図鑑」の運営に従事。

 

三浦さんの上司
きら星株式会社 代表取締役 伊藤綾さん


新潟県柏崎市出身。2019年、新潟県湯沢町を拠点にきら星株式会社を設立。地方でいきいきと暮らす人を増やすことで、地域の社会課題を解決しながら、「誰もが住みたいまちに暮らせる未来」をつくるビジョンを掲げる。具体的な事業は移住支援、企業支援、拠点運営、非起業家のためのオンラインスクールなど。ふるさと兼業地域パートナーでもある。

 

高橋さんの上司・ファシリテーター
NPO法人G-net 代表理事 南田修司さん

奈良県出身。2009年にNPO法人G-netに新卒で参画し、17年より代表理事に就任。多様な人材と地域を、様々な形で繋ぐコーディネートに従事。ふるさと兼業の立ち上げや、Co-InnovationUniversity(仮称)の設立プロジェクトへの参画など、新たな仕組み作りを推進。

 

◯きら星株式会社 三浦佑太郎さんの場合


兼業募集に応募したら、本業にしないかと誘われた

三浦さんは2022年にきら星に入社。新潟県湯沢町に本社を置くきら星は、「住みたいまちをつくる 仲間を増やす」をミッションとして、移住支援、企業支援、拠点運営、非起業家のためのオンラインスクールなどを行う会社だ。三浦さんは2023年には燕三条オフィスの立ち上げスタッフとなり、移住サポートや人材紹介を担っています。

茨城県出身で、神奈川県の大学に進学。いつかローカルに住みたいという思いはありましたが、まずはスキルを身につけたいと、新卒で東京の会社に就職、ITエンジニアとなりました。
ただ、就職は2020年のコロナ禍の最中。研修はリモートで行われ、同期ともなかなか会えない時期が続き、三浦さんは東京にいる意味を考えるようになりました。

「いつかローカルに住みたい」という思いをかなえるため、まずは地域とのつながりをつくっていきたいと、三浦さんは地域企業での副業を考えるようになりました。
「ふるさと兼業」をチェックしたり、地域で起業した人をSNSでフォローしたりする中で出会ったのが、「ふるさと兼業」でのきら星の兼業者募集の記事です。応募し、オンライン面談に臨むと、代表の伊藤さんから「副業じゃなくて、うちを本業にしたらどう?」と誘われたのです。三浦さんはそれに応え、移住してきら星に入社しました。

南田:もともと、新潟のことやきら星のことは知っていたんですか。

三浦:「ふるさと兼業」の記事と同じころに、代表の伊藤のSNSは見ていました。地方に行きたいという気持ちはずっとあったのですが、地方に対する解像度は高くなく、仕事というと銀行か公務員くらいしかイメージがありませんでした。
そんな中できら星を知って、地方にもベンチャーで面白いことをやっている企業があるんだ、こんな仕事があるんだというのが大きな発見でした。面談の中でも、地方の仕事に対する解像度が上がっていきました。

南田:副業のつもりで応募したら「本業で」という話になったとき、最初はどんな風に受け止められましたか。

伊藤:鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていたよね。

三浦:本当にそんな感じだったのを覚えています。面談で「地方でこういうことをいつかやりたい」と話していたら、「それ、うちでやったらいいんじゃない」と言われて。「えっ」と思ったけれど、考えてみれば確かにその通りでした。きら星でなら自分のやりたかったことができる。いつかやりたいなと思ってはいたから、それを今やらない理由がなかったんですよね。決断を先のばしにするくらいなら、今、一番若いタイミングで移住した方が後悔がないのではないかなと思いました。

南田:伊藤さんは、なぜそんな話を切り出されたんですか。

伊藤:話に出てきた兼業者の募集には、10数人のエントリーがありました。その方々とお話をさせていただく中で、三浦のやってきたことがすごく面白いなと思っていたのです。彼はSES(客先に常駐するITエンジニア)をしながら、兼業として学生支援の仕事をしていました。
話してみると、コミュニケーション能力も高い。それで本業をやりながら副業を一生懸命やれるような子だったら、ぜひ一緒に働いてみたいと思ったのです。学生支援の仕事をしながら、うちを本業にしちゃったら、と。

南田:どれくらい可能性があると思っていましたか。

伊藤:この子が入ったらめちゃくちゃ面白そうだから、とりあえずぶつけてみようかなというところで、成功確度までは考えていませんでしたね。そのとき、フルコミットする人員を採用する計画はなかったですし。

三浦さんの地域企業への転職の3つの決め手

1 転職先の仕事が自分の得意な領域だった
三浦:私はもともとITエンジニアで、しかもリモート勤務が多かったので、パソコンとずっと向き合っていて、人とコミュニケーションを取る仕事は少なかったです。でも、自分は人と会話をしたり、コミュニケーションを撮ったりすることの方が楽しさを見出せるし、どちらかというと得意な領域なのではないかという自覚がありました。それを生かせるのではないかと思ったのです。

2 転職先の仕事に副業との共通点があり、やりがいがあって面白そう
三浦:社会人2年目から、副業として学生のキャリア支援や、進路選択の幅を広げるサポートをしていました。きら星の事業である移住サポートは、それに近いものがあると感じたのです。首都圏でくすぶっている人たちが場所を移動して地方に来ることで、新しい選択肢が生まれて、人生を変えていく。そのサポートを仕事にできるのはすごく面白そうだと思いました。

3 人に惚れた
三浦:伊藤と話していて「そんな誘い方する人、おもろ」と思ったというのもあります。あまりないケースですよね。人に惚れたというところもあったかなと思います。

毎日が学びと成長、社会人としてのスキルがついた
南田:実際に移住、転職されて2年経ちますが、今はどんなことを感じていますか。

三浦:「この選択は間違っていなかった」という思いが一番大きいです。
移住したい人の相談に乗ったり、サポートしたりすることを楽しんでやれていて、自分に向いている分野だったのかなと思っています。
もちろん、苦手な分野や、伸ばしていけないといけない部分もあります。ただ、その試行錯誤をしていて楽しいし、飽きません。

南田:移住前と比べて、ご自身の変化を実感するのはどんなところですか。

三浦:社会人としては「社会人スキル」を学べているなと思います。東京で2年半働いていましたが、リモートだったこともあって、人とのコミュニケーションや、上司や同僚、同期との付き合いも少なく、社会人に必要となるスキルを学ぶ機会があまりありませんでした。
移住して新潟に来てから、本当にいろいろな方と出会って、コミュニケーションをとって、プライベートでも仕事でも関わるようになりましたその中で社会人としての基礎的な能力や、人との関わり方について学ばせてもらっています。
周りには、ローカルで活躍していたり、首都圏から移住して、リモートワークをしながら日本の最先端で働いていたりする人も多くいます。そんな方々との関わりから学び、日々成長させてもらっているところもあります。

伊藤:三条商工会議所青年部で鍛えられているところもありますね。燕三条エリアは日本有数のものづくりのまちで、年に1回「工場の祭典」という大きなイベントも開かれています。今年はそのイベントのユニットリーダーにも任命されて、忙しく動いていました。お金が出るわけではありませんが、地域の中で副業をしてプロジェクトを任されているような感じもありますね。

 

◯NPO法人G-net 高橋ひな子さんの場合


学生兼業をサポートしてくれた団体に新卒で就職

高橋さんは2021年にNPO法人G-netに入社。現在は経営企画として、中小企業の事業推進支援や、若者向け事業の全体設計を担っています。
宮城県出身で、仙台市にある大学に通っていた大学3年生のときからインターンに挑戦しはじめ、商品開発やコーディネーターを経験。コロナ禍に入った4年生のときには、リモートで自分の選択肢を広げることはできないかと探して、学生兼業として岐阜県のいちご農家のクラウドファンディングプロジェクトに参画しました。卒業を控えたころ、そのプロジェクトのコーディネーターだったG-netの担当者に声をかけられ、岐阜に移住して入社しました。

南田:もともとキャリアについて、どのように考えていたのですか。

高橋:学生コーディネーターとしてお世話になっていたコーディネーター団体が、卒業後の選択肢の一つでした。しかし「うちでは新卒は育てられないから、どこかで修行してから帰ってきてよ」と言われたのです。
それなら、そもそも就職しなくても最低限は食べていけるなと考えていました。地域の中にいてある程度存在感が出てくると、「ちょっとあそこの仕事手伝ってあげて」「SNS運用してあげて」などと声がかかるようになってきます。周りにフリーランスの方がたくさんいたこともあり、そういうことをして生きていってもいいかなと思っていたのです。

南田:地域のいろいろな困りごとのマルチワークのようなことを学生時代から始めていて、その延長線上のキャリアもあると思っていたのですね。そこから岐阜に飛び込んできたのはなぜだったんですか。

高橋:地域の中でプレーヤーとして声はかかるけれど、自分ができることの範囲でしか仕事は生まれてこないと、徐々に感じるようになりました。それで「新卒で一番成長できる環境は何だろう」と考えたときに、会社員になって任せられた仕事をとにかく貪欲にこなしてみるのが早いのではないかと思ったのです。「G-netに来る?」と言っていただいて、これは修行のチャンスだと思って飛びつきました。

高橋さんの地域企業への就職の決め手

1 頼りになる人
高橋:声をかけていただいたコーディネーターは、今は上司になっているのですが、すごく頼りがいがあって、この人がいれば大丈夫かなというところがありました。

2 経験から感じる、コーディネーターの仕事への適性と魅力
高橋:宮城県のコーディネーター団体で、学生コーディネーターとして、学生インターンの受け入れ準備や、インターン期間中のお世話などをさせていただいていました。そのため、コーディネーターがどんな仕事をするのか、ある程度のイメージが持てていたのです。そしてそれが自分の適性とマッチすると何となく感じていたので、G-netでの仕事は楽しめそうだと思いました。

3 自分のやりたいこととG-netの方向感が合っている
高橋:宮城県でインターンをしていたときに、経営者のお話を聞く機会が多くありました。そのとき、みんな採用に困っているし、新規事業をやりたいけれどやり方がわからないと言っていたのです。みんな同じようなことに困っているのに、なぜよくならないんだろうと思っていました。

G-netは、それに対してアクションを起こしている会社だというイメージを持っていました。
そして実際に、G-net代表の南田と面談したときに、「既存のシステムの中でみんな同じ困りごとにぶつかっているのに解消されないのは、そもそも根底のシステムがおかしい」「岐阜がよくなれば他の地域もよくなり、他の地域がよくなれば岐阜にもそれが返ってくるような仕組みをつくりたい」という話があったのです。
「宮城でお世話になった人たちに恩返しができるような仕事がしたい」「自分が頑張ったことが、宮城の人にもいい影響を及ぼすような仕事ができたらいいのに」と思っていたので、南田の話を聞いたときは「なるほど」と思いました。G-netを選ぶことへの納得感は強かったです。

想像以上に多方面に成長
南田:実際に入社して4年が経ちましたが、いかがですか。

高橋:イメージしていた範囲の仕事は確かに任せられているし、やりながら自分がステップアップしている実感も持てています。

イメージになかった部分としては、G-netの仕事や関わる人の幅広さが、自分の糧になっています。
所属もバックグラウンドも全然違う人たちと一緒にお仕事をさせていただいたり、企業と兼業の方をつなぐだけでなく、自分が兼業の方を受け入れながらプロジェクトを行ったり。成長のベクトルがいろいろな方向に向きながら、少しずつ積み上がっている感覚があります。

当初望んでいたような修行をし続けられる環境だったのが、すごくよかったことですね。


副業兼業が転職への入り口に
南田:お二人とも、副業兼業というワンクッションが表に出ていたことをきっかけに始まったキャリアだと思います。そういった入り口があったことには、振り返るとどんな意味や価値を感じるでしょうか。

三浦:兼業という制度がなかったら、職を変えるという選択肢はなかった、多分今も東京でぬるっとエンジニアをやっていたのではないかと思います。
いきなり本業として関わるのは難しくても、兼業で関わることができるなら、ちょっと関わりを持ってみようという思いのある人は、自分以外にもいると思います。兼業は、そういう人のワンステップのきっかけになるのではないかと思っています。

高橋:テキストや写真やデジタルデータでは伝わらない部分が、働く上でみんながすごく大事にしている部分なのではないかと思っています。例えば人柄や空気感、価値観などです。それらは情報量が多いので、企業と人材がただ出会うだけでなく、ある程度の期間をかけないと交換し合えません。お試しとして兼業することは、得られるものが想像以上に大きいと、自分を振り返って思います。

南田:伊藤さんは移住の専門家でもありますが、ここまでお二人の話を聞いて、兼業という入り口や、その可能性についてどう感じていらっしゃいますか。

伊藤:想定もしていなかった縁を手軽につくれることにも、兼業の意味はあると思います。弊社でも今、人材採用をやっていますが、地域企業へ直接応募してくる人は少ないです。兼業の募集ということで間口を広げ、面白い方がいたら「ぜひ気軽に来てみませんか」と声をかけるようなステップを作ることで、時間はかかるけれどいい人材の採用につながるのではないかと思っています。
兼業の方にとっても、最初は首都圏に住みながら地域に関わり始めればいいというくらいのスタンスで始めるのかもしれません。ただ、出会った人の人柄などに触れて、思いもかけずそちらにシフトするという事例も実際に生まれています。
兼業したい人も、地域の企業も、ふとしたきっかけでつながった縁を大事にすることで、選択肢がぐっと増えるのではないかと思います。

南田:もともと「ふるさと兼業」を始めたきっかけは、「都市部に住んでいて地元が気になるけれど、情報がない。WEBで見ているだけだと自分がどう関われるのか、どんな人とご一緒できるのかイメージできない。モヤモヤしたまま時間を過ごしている」という相談があったことでした。
副業というきっかけがあると、水面下で問題意識を持っている人たち、「いつかは」と思っている人たちにも関わりしろができて、関係性が生まれてくることがあると強く感じます。

3ヶ月一緒に仕事をしてみて、お互いによかったらフルタイムに移行しませんかという形での採用を始めた地域企業も出てきています。もう3人採用できたと聞きました。そういう意味でも、お試しとしての兼業の可能性は大きいと強く思います。

 

副業兼業をきっかけに地域の人材発掘、人材不足解消も
伊藤:私たちは今、非起業家のためのオンラインスクール「ローカルプレイヤーズ」を運営しています。経営者以外でも、兼業者に出せるような仕事の切り出しをしながらプロジェクトマネジメントをして、多様な方と協働できるスキルのある人がいると、地域企業のレベルは上がっていきます。プロジェクトマネジメントができる人が増えることが、地域企業が成長するためのキーファクターでもあると思っています。

ただ実際には、地域企業の方から「リモートで切り出せるような仕事なんかない」などと言われることが多いです。
「ふるさと兼業」は、伴走支援ができる地域のコーディネーターがいることが、他のプラットフォームと違う強みですね。地域企業の皆さんには、ぜひコーディネーターを頼って相談してもらいたいです。

南田:最近では、副業兼業が移住や転職の入り口の一つになるというところから、一歩進んだ事例も出てきています。

あるものづくり企業の社長が「人材には困っていない」と話していたのです。もともとは「ふるさと兼業」で副業者、兼業者を受け入れて、社長のやってみたいことを二人三脚のような形でやっていました。そのうち学生インターンの受け入れもされるように。多様な人材を外から受け入れる経験を徐々に蓄積していくと、社長だけでなく社員も「外部人材の活用ができるのではないか」とマインドが変わってきました。
そして、製造現場に「超時短勤務」の社員が入り始めたのです。地域内の、子育て中などで時間の制約があり、働きたくても働けていなかった人が「こういう形なら」と飛び込んでくるようになりました。現場で「人が足りない」と思っていたけれど、そうした方々を生かせれば、地域内に働ける人がまだまだたくさんいたのです。
副業兼業は、移住や転職の入り口になるだけではなく、地域内にいたけれど見えていなかった人材を活かせるようになるきっかけにもなるのです。

地域企業に「関わりしろ」を
南田:最後にお二人から、地域の企業や自治体の方に向けてメッセージをいただけますか。

三浦:副業兼業したい方は都市部などに眠っていると思いますし、新しいことにチャレンジしたいけれどくすぶっている方も日本各地にいらっしゃると思います。そういった方の活用は、地域にとって大きな価値になるはずです。がっつりジョインするのではなく、兼業で関わることが、ワンステップ踏み出しやすいきっかけになると思います。兼業の制度を使うことによって、新しい方々との出会いが地域に新しいエッセンスを生み出すと思います。

高橋:私は学生時代から地域に関わり続けています。すごく多くの人たちが、すぐに何かをしたいわけではないけれど、地域に強い関心を持っています。
実際に関わってみると、さらに関わりたくなる魅力があるのが地域の良さ。いかに関わりしろをつくり、まず関わってもらう機会をつくれるかというのが勝負どころだと思います。

伊藤さんのお話にもありましたが、そうした機会をつくり、いろいろな人を生かせるようになるためには、訓練のようなことも必要だと思います。でも、その力があるだけで、自分の生き方や働き方を考えている人たちに、面白いと思ってもらえる地域や企業になれる可能性が見えてきています。もっともっと地域が魅力的になっていくような取り組みを、全国でたくさんできると面白くなりそうですね。

 

(ライター 青木遥)

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