江戸時代に始まり全国に唯一残る、筏師による水面貯木を存続したい。新たな取引先開拓のための営業ツール制作プロジェクト!
- 1年前
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募集は終了しました
プロジェクトについて
「僕(プロジェクトパートナー・野間)に、営業に行くための武器をください!」
名古屋城築城から脈々と続き、名古屋市無形民俗文化財にも指定されている筏師の技術を活かした筏事業。
かつては日本全国で、伐採した木材を川に浮かべて水運にて消費地に運び、水面で保管する(=水面貯木)ということが当たり前に行われていました。その際に、丸太に乗って木材を移動させる”筏師”が活躍します。
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※本プロジェクトは、令和5年度 名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」を活用したプロジェクトとなります。そのため、マッチング以降は以下の①・②の研修にご参加いただくことを参画者の方にお願いをしております。
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①合同キックオフ研修:10/25(水)18:30~20:00(仮)
②成果報告会:3/13(水)14:00~16:30
※②のみ副業兼業・プロボノ人材等は任意参加
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何卒ご確認よろしくお願いいたします。
★選考スケジュール詳細については、下部の「活動条件」欄に記載しています。ご確認ください。
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しかし今では陸での流通がほとんどとなり、コストの面で水面貯木のニーズは激減。名古屋港木材倉庫にいる15人の筏師が、全国で唯一の存在となりました。そしてその存続も、危機に瀕しています。
今もなお、水面貯木のニーズはゼロにはなっていません。例えば、伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮に利用する丸太は全て、水面で木材を保管してから製材しています。それは、水面貯木にすることで、
・丸太の品質を下げずに保管することができる
・陸上に上げてからの乾燥が早い(エビデンスあり)
・色つやが良くなる(エビデンス無し)
といったメリットがあり、そうして保管した質の良い材木が選ばれているからです。2018年に復元された名古屋城の本丸御殿で使われている材木もその一部は、水面貯木されたものです。
筏師の技術が活きる水面貯木。保管する丸太のニーズを探して筏事業の継続に繋げたいです。その為には、水面貯木のメリットデメリット、なぜ名古屋港木材倉庫でなくてはならないのか、といった価値や意義の再定義と言語化、またそれを人に伝えるためのツール=ランディングページ&紹介動画が必要だと考えます。
ターゲットはまず、家具メーカーや工務店など、材木に付加価値をのせて消費者へ提供する業界です。最終的には一般消費者のニーズへ訴求する必要もあると思いますが、まずは仲間・新たな取引先の開拓から。地上戦の営業は、プロジェクトリーダーである野間が走り回ります。
今足りないものは、その時に武器となるツールです。これを完成させることが今回のプロジェクトのゴールです。
※LPは無料のホームページ作成ツールでの制作を想定しています。また、紹介動画は自分たちで素材を集め、編集し、まずは1本作成してLPに掲載したいです。
もし、その過程やその先に、想定してる業界以外にもターゲットとなり得る開拓先があれば、一緒に考えてみたいとも思います。
プロジェクトが目指すこと
筏師を、文化として残す。~名古屋港筏師一本乗り大会をこれからも~
毎年海の日に行われる「名古屋みなと祭」において、筏師一本乗り大会が行われます。
このお祭りも、今いる筏師がいなくなれば成り立ちません。
15名の筏師は、20代から60代までと年齢層が広く、筏師になりたいと飛び込んでくる若者もいます。
名古屋市の無形民俗文化財を守るためには筏師の存在を守らねばなりません。しかし、見世物的に残ることは私も、筏師たちも望んでいません。筏師が筏師として存在し続ける為には、事業として残っていくことが必要だと考えています。
筏師を、事業として残す。~日本で唯一残った営業水面貯木場をフル稼働~
日本で古来から木材の水運や水面貯木が行われ残ってきたことには、水に浮かべれば楽に運べるという当時の実情以上に、先に述べたようなメリットが水面貯木にあるからです。その情報を多くの人に伝え、伝統的な方法で大切に保管された、質の良い木材を使いたい、という人のニーズに訴求して、水面保管利用者を増やすことで、赤字事業から脱却し、持続可能な事業へと転換していきたいです。
現在は海外からの輸入木材の保管で一定の仕事がありますが、それも数年のうちになくなることが考えられます。国でも、国産材の使用を増やしていくための取り組みが増えていることを追い風に、国内の需要で3,000立米(※)の受注を確保できるようにしていきたいと考えています。
※立米(りゅうべい)=㎥。木材業界では立方メートルを立米と呼びます。
水面貯木に関心を持たれている新しいお客様も生まれており、まずはこのプロジェクトを足掛かりに、年間1,000立米の受注を目指していきます。(家を1棟建てるのに約50立米必要→20棟分で1,000立米、トレーラーにすると年間約35台分→月に3台程度のトレーラーで木材が運ばれてくる状態です。)
なぜ私がこんなに筏事業に拘るか。それは、7年前に亡くなった当時の会長の教えにあります。「絶対にこの筏事業を辞めるな。」大正12年に木材倉庫業としてスタートし、その会長の代で事業を多角的に展開しました。そんな中でも昔からのこの事業を辞めてはいけないと、現会長の父もその教えを貫いています。そんな中で、会社にとって新しい可能性を見出し、筏事業を残していくことが、私の使命です。
プロジェクトパートナー
木材事業部執行役員 野間隆宏
妻1男2女の5人家族。趣味は週に2回ほどの片道20キロの自転車通勤です。往復40キロになるのでちょっと変態レベルかもしれません。地球環境の為、健康の為、経費削減の為と思ってやっています。
私の家系は筏会社です。曾祖父が作った筏会社を何とか後世に残したいと思っています。今年会社は丁度100周年です。創業事業の筏を何とか花開かせて次の100年につなげられるようにしたいです。筏の売り上げは全社の2%ほどになってしまい、社内ではもう廃業しか無いと言われています。私が一人で何とか続けたいと言っても、事業の改善は見られません。辞めてしまう前に社外の人の声も聞きながら継続できる道を探したいと思っています。
募集要項
- 仕事内容
- 【STEP1】現状把握、分析<~1ヶ月>
・名古屋港木材倉庫について(他事業も含め、そこにあるリソースや制限について理解していただきたいです。)
・筏事業について
・水面貯木のメリットデメリット
┗SWOTなどを用いた分析
┗お客様の声から
┗科学的エビデンスから
・”材木に付加価値をのせて消費者へ提供する業界”の洗い出し
【STEP2】広報内容検討・確定<1~2ヶ月>
・ランディングページ及び紹介動画の構成の検討と確定
・素材集め
・キャッチコピーやコンセプトなどのライティング
【STEP3】制作&営業準備<2~3ヶ月>
・確定した構成をもとに制作、公開
・営業アタックリスト作成
【STEP4】野間が実際に営業へ!<3ヶ月目~>
・営業の現場で武器として使用し、反応を見ながら改善点があればブラッシュアップしていきます。 - 期待する成果
- ■武器=ランディングページ&紹介動画が出来上がり、営業に行ける状態になる
■1,000立米の受注に向けた営業先がリストアップされる
■受注の見込みが上がる - 得られる経験
- ・ニッチな需要を見出し、掘り起こし、新たなソリューションを提案する
・産業の斜陽に歯止めをかけ、事業を好転させる
・消えつつある伝統文化を復活させて持続可能な社会の構築に貢献する - 対象となる人
- <マインド面>
・できないと思われること、できっこないと言われることをやり遂げた経験のある人。またはそういった状況に燃え上がる人。
・筏師、文化財、流通、木材、といったことに興味関心のある人。
・自身の担当領域以外の部分も、関心を持って関わることができ、チームで動くことが好きな人・
<スキル面>
・文化的な側面のあるビジネスのストーリーや強みを文章にできる人(コピーライター)。
・ランディングページの構成・制作ができる人、もしくは挑戦してみたい人。
・簡単な動画編集ができる人、写真や動画を撮ることが好きな人。
今回は最大3名の方を募集、チームで動いていく予定です。 - 活動条件
- ▼期間(予定)
2023年10月~2023年12月(3ヶ月程度)
▼稼働時間
週1日(8時間)程度の時間の確保をお願いできればと思います。
▼活動方法
①フィールドワーク:期間内に1~2回実施予定
②定期打ち合わせ :オンラインで実施想定(1~2週間に1回程度)
※オンライン打ち合わせはプロジェクトメンバーの隙間時間に対応し、日時を調整します。
▼名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」選考スケジュールについて
このプロジェクトは、令和5年度 名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」を活用したプロジェクトとなります。
そのため、選考スケジュールが下記のようになりますので、必ずご確認のうえ、エントリーいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
◆エントリー〆切日:企業によって異なります。各企業のプロジェクト〆切をチェックしてください
本プロジェクト)10月5日(木)
◆選考スケジュール:
【1】書類選考:エントリー後、随時 ※プロジェクトによって異なる
【2】企業面接:書類選考後、随時 ※プロジェクトによって異なる
【3】合否通知:~10月23日(月)※企業によって異なりますが、10月23日までには各企業、結果を必ずお知らせいたします
◆書類選考の結果通知について
エントリー後、随時書類選考させていただき、書類選考結果のご連絡をいたします。
各企業プロジェクトエントリー〆切日以降、1週間経過しても返信がない場合は、大変恐縮ですがご連絡いただけますと幸いです。
応募多数の場合、通知までにお時間をいただく可能性がございます。(その際はご連絡いたします。)
<書類選考について>
◎マイページの記載内容(ご経歴、スキル、経験など)
◎エントリー時の志望動機などの内容
上記2点で書類選考をさせていただきますので、十分にご記入いただきますようお願いいたします。
※応募状況により、選考方法の順番や要する期間が変わります。
▼知的財産の取り扱いについて
応募される企画内容については、採用、不採用問わず知的財産権を将来にわたって放棄したものとし、権利の主張を行わないことに合意されたものとします。 - 給与/待遇
- 5万円/月
交通費1万円まで/1回につき往復上限 - 各種手当て、福利厚生
- ▼保険
傷害保険と賠償責任補償に企業負担で加入します。
※賠償責任補償に当たるものを個人で加入されている場合は面接などの際に確認しますのでお知らせください。 - 活動場所
- 本社:名古屋市南区加福本通2-1
木材事業部:愛知県海部郡飛島村西浜8
※フィールドワークは木材事業部及び名古屋港の貯木場で行います。 - 募集終了日
- 2023年10月5日(木)
メールの設定により、ふるさと兼業からのメールが届かない場合がございます。
もしメールが届かない際は、迷惑メールフォルダをご確認くださいませ。
また、ドメイン指定受信を設定されている場合は「furusatokengyo.jp」を許可していただくようお願いいたします。
万が一2日以内に連絡がない場合は、お手数ですがふるさと兼業事務局([email protected])までお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
- プロジェクト開始までの流れ
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募集は終了しました
担当地域パートナーからの推薦ポイント
- NPO法人G-net 木村愛
- 「僕に、営業に行くための武器を与えて欲しい。」これは、打ち合わせの際に野間さんがぽろっとおっしゃった言葉です。ここに、野間さんのいろんな想いを感じました。
何とかしてよろうとする気概と、だけれどもう一歩何からしていけばいいかというもどかしさ、仲間を渇望する気持ち。
そんな野間さんのパートナーとなる方!筏事業の存続を一緒に実現しましょう! -
お問い合わせ先 : [email protected]
/058-263-2162
団体の紹介
創業100周年になります。
木材と共に時代の変化に対応してきました。これまで何度も困難に遭遇してきましたが、当時の社員達の努力により乗り越えてきました。
次の100年に向けて当社が新たな波を作って行きたいと思います。
団体情報
- 団体名
- 名古屋港木材倉庫株式会社 木材部
- 代表者名
- 代表取締役社⻑ 野間順一
- 設立
- 1923年5月25日
- 従業員数
- 154名
- 資本金
- 1億2000万
- 事業内容
- 事業は主に3つあります。
①チップ工場 住宅解体材などの廃木材を破砕してチップと呼ばれる燃料を作る廃棄物処理工場
②木材事業部 輸入木材専門の倉庫会社 名古屋港に輸入される木材の30%程のシェアがあります。
③ゴルフ練習場 141打席の市内最大の規模になります。 - 業種
- 廃棄物処理業、一般港湾運送事業、ゴルフ練習場
- WEB
- https://meimokuso.co.jp/
- 住所
- 愛知県名古屋市南区加福本通2-1
- アクセス
- 本社(名古屋市南区加福本通2-1)名鉄常滑線 大江駅 徒歩3分
木材事業部(愛知県海部郡飛島村西浜8)あおなみ線 金城ふ頭駅 タクシー10分
- お問い合わせ状況
-
2024年11月05日
埼玉県の企業様よりお問い合わせをいただきました。2024年10月16日
滋賀県の企業様よりお問い合わせをいただきました。2024年10月01日
神奈川県の地方公共団体様よりお問い合わせをいただきました。2024年08月26日
長野県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年08月06日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年06月21日
東京都の企業様より、事業連携のお問い合わせをいただきました。2024年06月25日
宮城県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年06月07日
石川県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年04月08日
三重県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月26日
宮城県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月18日
徳島県の団体様よりお問い合わせをいただきました。2024年03月28日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月14日
福岡県の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月06日
熊本県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月04日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月01日
北海道の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月28日
愛知県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月19日
三重県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月07日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月01日
東京都の企業様より、取材のお問い合わせをいただきました。