存在意義は「美しさ」。
尾張七宝の創り手と共創する広報戦略。
- 2年前
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募集は終了しました
プロジェクトについて
※本プロジェクトは、令和4年度 名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」を活用したプロジェクトとなります。そのため、マッチング以降は以下の①・②の研修にご参加いただくことを参画者の方にお願いをしております。
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①合同キックオフ研修:11/17(木)18:30~20:00
②中間研修:1/14(土)10:00~12:30
③成果報告会:3/16 (木)14:00~16:30
※③のみ副業兼業・プロボノ人材等は任意参加
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何卒ご確認よろしくお願いいたします。
★選考スケジュール詳細については、下部の「活動条件」欄に記載しています。ご確認ください。
七宝焼の起源は、実は古代メソポタミアにまで遡ることをご存知でしょうか。
七宝焼とは、主に金属の素地にガラス質の釉薬を焼き付けて装飾された工芸品のことを指します。紀元前1700年ごろから古代メソポタミアで作られていた七宝焼は、ヨーロッパからシルクロードを通り、日本までやってきました。現在でも、イギリス、フランス、スイス、中国など、世界各地で七宝焼はその土地に根差しながら独自の発展を遂げています。
日本の七宝は7世紀ごろから作られていたと言われていますが、それが広く普及したのは江戸末期の尾張地方からでした。以後尾張地方の七宝は日本の七宝製造の中心地となり、現在も「尾張七宝」は国から伝統的工芸品の指定を受けています。
<数ある技法の中でもとりわけ難易度が高いとされる省胎七宝>
尾張七宝
尾張七宝の最大の特徴は「有線七宝」であることです。
つるりとした金属の素地にガラス質の釉薬を載せるとき、例えばその柄が菊の柄であった場合、花びら一枚一枚の境目をはっきりと描くことは至難の業です。
そこで取り入れられたのが、細い銀線を図柄の輪郭となる部分に施し、その中に釉薬を載せていく「植線」という手法、これが有線七宝です。
この繊細で気が遠くなるような作業を経て完成される芸術作品が「尾張七宝」なのです。
七宝焼の今
七宝焼は主に、素地づくり、絵付け、植線、施釉、焼成、研磨といった工程を経て完成されますが、かつてこの工程は其々に職人がいて分業制となって産地を支えていました。しかし、第二次世界大戦中の生産中断、生活様式の変化、職人の高齢化などをが原因で、かつて産地を支えていた分業制は現代では成り立たなくなりました。また、近年では七宝づくりを支えていた道具職人の数も減り、日本の七宝焼はいまや風前の灯火となっています。
加藤七宝製作所
私たち加藤七宝製作所は、日本の七宝の本流である尾張七宝の技を名古屋の地で継承している、今では数少ない七宝製作所の一つです。
成り立たなくなった分業制、工芸を支える道具職人の減少、そしてコロナ禍における消費の激減。そんな時代の流れにあって、この技術継承の匙を投げてしまった方が楽だったかもしれません。経営が厳しく、昨年の夏は超えられるかどうかも怪しかったほどです。
それでも、先人の努力によって培われてきた伝統を、時代を経ても変わらない七宝の”真の美しさ”を、途絶えさせてはいけない、伝えなければならない。そんな意地ともいえる思いで、今日まで活動を続けてきました。
三代目となる私は、もともと父の後を継ぐ気はありませんでした。しかし、ある明治期の七宝家の作品に出会い、大学卒業の春、気付けば工房の傍らで仕事をしていたのです。あの作品に出会ったことで自分の人生は大きく変わりました。”真の美しさ”は時代を超えて人の心に届きます。時にはその人の人生を変えることもあるかもしれません。
七宝焼の本当の美しさ、芸術作品としての七宝焼を世に再認識してもらいたい。”かつて”の栄光ではなく、現在もなお光り輝く職人技術として世に認識してもらいたい。そして、この伝統の存続の是非を社会に問いたいと思っています。
プロジェクトが目指すこと
尾張七宝には、極上の美しさがあることを広く知ってもらいたい。
そうすれば、私たち創り手の道も開かれると信じています。
今回は縁あってこのふるさと兼業を通じて、私たちと一緒に加藤七宝製作所のこの先を描き共にしてくれる仲間を募集する運びとなりました。
現代の情報社会では、たとえ実物が存在していても、検索してSNSやメディアが出てこないものは”存在しないもの”になってしまいます。尾張七宝も以前までは検索しても生きた情報が出てこず、”存在しないもの”になっていました。
そうした状況を打破すべく、私がこの業界に入ってからは尾張七宝の情報発信に努めてきました。公式HPの製作は、私自らが主体となって2年以上の月日を費やし立ち上げました。
商品開発、販路開拓など新しいことに挑戦する傍らで、Instagramでの発信、ハンドメイドサイトへの出展、クラウドファンディングへの挑戦など、出来る限り露出も増やしてきました。
自分達で積み上げてきたこれらの活動に、少しずつですが手ごたえと成果も感じ始めています。しかしながら、限られた人的資源の中で行うそれらはどれも手探りで、相当な時間と労力を要してきました。
伝えたいこと、表現したいことはたくさんあります。
でも、それらをどのように発信すれば良いのか、私たちの手だけでは拙く心もとない部分が多いのが現状です。
そこで今回は、私たちの考えに共感してくださる方で、加藤七宝製作所、尾張七宝の魅力を発信し、ファンを増やすための広報戦略を描いてくださる方を募集いたします。
プロジェクトパートナー
加藤芳朗
2005年、愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業後、25歳より家業である七宝の道へ入る。父・勝己に師事し伝統的技術を学ぶ。
現代の生活に相応しい新しい七宝の“カタチ”を日々模索中。
現在、加藤七宝製作所三代目代表取締役社長。
2018年、「伝統工芸士」認定。
2020年〜2021年度、名古屋芸術大学非常勤講師。
募集要項
- 仕事内容
- STEP0:尾張七宝を知る
尾張七宝と加藤七宝製作所についての知見を深める。
STEP1:プランを作成する(1か月目)
フォロワーを3000人増やすまでのプロセスのプランニング。
ターゲティングをし、スケジュールを引き、具体的な投稿内容を検討。
トンマナや投稿頻度なども決定する。
STEP2:実働(2-3か月目)
実際に投稿をしながら適時方向修正をする。
投稿のディレクションやネタ出しを行う。 - 期待する成果
- ・加藤七宝製作所の訴求力の向上
・Instagramのフォロワー数を現状から3000人増やすこと
- 得られる経験
- ・日本の伝統産業に携わる経験
・伝統産業における広報活動を通じて、マニアックな知見を得ることができます
- 対象となる人
- ・尾張七宝に対する強い関心・共感
・SNS(Instagram)戦略の知見と経験
※Instagramがメインにはなりますが、他のツールで得意なものがあればご提案ください。
メインで募集するのは広報戦略を描いてくださる方ですが、
得意分野を活かしてPRに関わりたいという方のご応募もお待ちしています。
(例:写真、ライティング、クラウドファンディングの企画など) - 活動条件
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名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」選考スケジュールについて
このプロジェクトは、令和4年度 名古屋市「課題解決型人材活用支援事業」を活用したプロジェクトとなります。
そのため、選考スケジュールが下記のようになりますので、必ずご確認のうえ、エントリーいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
◆エントリー〆切日:10/31(月)
◆選考スケジュール:
【1】書類選考:募集~11月6日(日)
【2】企業面接:書類選考後、随時 ※企業によって異なる
【3】合否通知:~11月16日(水)
※担当コーディネーターがサポートします。
◆書類選考の結果通知について
エントリー後、随時書類選考させていただき、書類選考結果のご連絡をいたします。
エントリー〆切日(以降、1週間経過しても返信がない場合は、大変恐縮ですがご連絡いただけますと幸いです。
応募多数の場合、通知までにお時間をいただく可能性がございます。(その際はご連絡いたします。)
<書類選考について>
◎マイページの記載内容(ご経歴、スキル、経験など)
◎エントリー時の志望動機などの内容
上記2点で書類選考をさせていただきますので、十分にご記入いただきますようお願いいたします。
※応募状況により、選考方法の順番や要する期間が変わります。
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・マッチングより3か月間
・基本はリモートですが、キックオフの際は工房にお越しいただきます。その際、希望者のみ弊社の体験講座(17,000円相当)を受講いただけます。
▷講座内容についての詳細:https://katoshippo.com/page/workshop
・ミーティングに関しては、1週間に1度60~90分オンラインで実施を想定していますが、プロジェクトの進捗を見て柔軟に変更します。
・連絡ツールはLINEを想定しています。 - 給与/待遇
- <広報戦略を描いてくださる方>
月額3万円
プロジェクト終了時、Instagramのフォロワーがプロジェクト開始時から3000名増えていた場合、成果報酬として5万円お支払いします。
<他実働を担ってくださる方>
面接で相談させていただきます。
金銭報酬の他、加藤七宝製作所の作品や体験工房のチケットなども報酬として想定しています。 - 各種手当て、福利厚生
- ・工房に来る際の交通費を上限1万円まで補助します。
- 休日休暇
- ・受け入れ責任者の加藤は日曜祝日の対応が不可です。
また、催事で対応ができない期間があるかもしれません。 - 活動場所
- 基本はリモートですが、
キックオフの際は工房にお越しいただきます。
その際、希望者のみ弊社の体験講座(17,000円相当)を受講いただけます。
所要時間は3-4時間ほどです。
▷講座内容についての詳細:https://katoshippo.com/page/workshop - 募集終了日
- 2022年10月25日(火)
メールの設定により、ふるさと兼業からのメールが届かない場合がございます。
もしメールが届かない際は、迷惑メールフォルダをご確認くださいませ。
また、ドメイン指定受信を設定されている場合は「furusatokengyo.jp」を許可していただくようお願いいたします。
万が一2日以内に連絡がない場合は、お手数ですがふるさと兼業事務局([email protected])までお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
- プロジェクト開始までの流れ
-
募集は終了しました
団体情報
- 団体名
- 有限会社加藤七宝製作所
- 代表者名
- 加藤芳朗
- 設立
- 昭和22年
- 業種
- 七宝焼の製造販売
- WEB
- https://katoshippo.com/
- 住所
- 愛知県名古屋市西区香呑町4-31
- お問い合わせ状況
-
2024年11月05日
埼玉県の企業様よりお問い合わせをいただきました。2024年10月16日
滋賀県の企業様よりお問い合わせをいただきました。2024年10月01日
神奈川県の地方公共団体様よりお問い合わせをいただきました。2024年08月26日
長野県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年08月06日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年06月21日
東京都の企業様より、事業連携のお問い合わせをいただきました。2024年06月25日
宮城県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年06月07日
石川県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年04月08日
三重県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月26日
宮城県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月18日
徳島県の団体様よりお問い合わせをいただきました。2024年03月28日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月14日
福岡県の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月06日
熊本県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月04日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年03月01日
北海道の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月28日
愛知県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月19日
三重県の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月07日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。2024年02月01日
東京都の企業様より、取材のお問い合わせをいただきました。