プロジェクトについて
■プロジェクトの背景と想い
工具買取王国は、職人さん一人ひとりに声をかけ、「工具を売ってください」とお願いするところから始まりました。その中で「どんなお困りごとがありますか?」と何度もお伺いし、少しでも役に立てることを探しながらサービスを磨いてきました。
お客様との対話を重ねる中で、「レンタルサービスがあったら便利」という声があがり、実際に提供を始めたところ、大きな反響がありました。このように、買取・販売だけでなく、レンタルなど職人のニーズに応えるサービスを広げたことで、他社との差別化にもつながっています。
職人さんからは、友人や同僚をご紹介いただくことも増え、最初は300名ほどだった来店者数も、現在では1500名以上にまで増加。現在は、愛知・三重・岐阜・大阪・京都・奈良・石川に30店舗を展開するまでに成長しました。
この広がりは、お客様との信頼関係と、丁寧なコミュニケーションを大切にしてきた結果であり、今後も「困ったときは工具買取王国」と思っていただける存在として、日本一店舗数が多く、利便性の高いお店を目指し、職人の未来を支える場であり続けたいと考えています。
■描くビジョンと課題
現在、私たちの年間売上は約15億円ですが、3年後には30億円規模への成長を目指しています。そのためにも、オンラインでの認知度向上が必要不可欠です。特に、WEB戦略が事業拡大の大きな鍵を握っていると考えています。また、地域密着型の事業においては、地域No.1の存在感を確立するためにも注力すべき分野であるMEO(ローカルSEO)対策による検索上位表示も検討していきたいですが、何が最適で、各店舗にどのように落とし込めるかは検証できていません。
しかし、社内にSEOやデジタルマーケティングの専門人材はおらず、人的リソースは店舗運営に集中しており、新たに担当者を配置するのも難しい状況です。外注も検討しましたが、ノウハウが社内に蓄積されないという課題が残ります。
そこで今回、ふるさと兼業を通じて、WEBサイトの構造やコンテンツ戦略に強みを持つ方と共に、実行と戦略の両面で伴走しながら体制整備を進めたいと考えています。加えて、SNSやブログ等の情報発信の質や戦略などコンテンツの見直しも含め、より広く深く、職人たちの未来を支える仕組みづくりを一緒に進めていければと願っています。