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ふるさと兼業

【過去事例】尺八文化の歴史を紡ぐ。次期家元と仕掛ける文化存続のための挑戦【上田流尺八道】 PROFILE

プロジェクト詳細

東海エリア
都道府県
起業・経営企画,営業,接客,カスタマーサポート,ファンドレイザー,広報・PR
伝統文化・技術
業務委託(副業兼業),プロボノ,リモート,スキマ時間(週8時間未満)
≪実践後の声を取材、YouTubeで紹介しています!≫

古いものが廃れ、新しい時代に適したものが残ることは、川の流れのように自然なことなのかもしれません。『方丈記』に記された無常観は、制作から何百年を経た今も、この世の真理を語り続けています。しかし、その流れの中で文化をつなぎ止め、新たな時代を切り拓くこともまた、人の手によって可能ではないでしょうか。私たちは上田流尺八道、ひいては尺八文化の次の100年を共に創る仲間を募集します。

尺八は中央アジアに起源を持ち、仏教の伝来とともに日本へ伝わりました。鎌倉時代には武家の嗜みとして広まり、江戸時代には普化宗の虚無僧のみが演奏を許される法器となります。幕府崩壊後、再び一般に広まり、箏や三弦との合奏を通じて尺八文化は隆盛を迎えました。明治以降は琴古流・都山流を中心に発展し、多くの人々に親しまれてきました。

その流れの中で誕生したのが上田流尺八道です。流祖・上田喜一は幼少より才能を発揮し、都山流で研鑽を積んだ後、より自由な表現を求めて独立。大正6年、上田流尺八道を創始しました。流派や形式に縛られず、尺八そのものを探究する姿勢は「道」として受け継がれ、独奏本曲の確立や七孔尺八、五線譜導入など、尺八文化全体の発展に大きく貢献してきました。

しかし令和の現在、尺八文化は生活様式の変化や担い手の高齢化、コロナ禍による活動制限などにより、大きな岐路に立たされています。私たちはこの危機を乗り越え、流派と文化を次世代へつなぐため、新たな挑戦を始めます。

本プロジェクトは、上田流尺八道の次期家元と共に、尺八文化の存続と発展を目指す取り組みです。第1期では、尺八をより身近な存在にするため、プラスチック製尺八の製造と販路開拓を行い、文化のすそ野を広げます。第2期では、対面練習が困難な状況を踏まえ、オンラインで学べる練習プラットフォームを構築します。

第1期ではあわせて、クラウドファンディングや補助金を活用したファンドレイジングにも取り組みます。高価で手に入りにくいという課題を解消し、リコーダーのように気軽に親しめる尺八を目指し、学校や楽器メーカーなどへの展開を進めていきます。これらの取り組みを通じて、上田流と尺八文化の新たな100年を紡いでいきます。
家元輔佐(次期四代目家元)田辺 新一(芳詠)

<略歴>
大阪出身。
幼少から祖父である家元に師事し尺八を学ぶ。
大学卒業後トヨタ自動車で勤務。
2017-2019は中国 広州へ駐在。
帰国後から家元補佐として上田流の理事会へも参加し、次期家元として上田流の維持・発展を考える。

<メッセージ>
「小さい頃から尺八を祖父に教わってきましたが、本当に自分が尺八の流派を受け継ぐとは、実感がありませんでした。週に1度、祖父の家に行くのは、お小遣いとおやつが目的でした。

会社の仕事で2017年から三年間海外(中国)へ赴任。帰国して90歳を越えた祖父から、「次は頼むぞ」と言われて、ようやく実感が湧きました。次は自分がこの流派を次世代に繋いでいかなければならない・・・これまで尺八を続けてきた弟子の皆さん、昔は可愛がってくれた方々も今はだんだん高齢になり、徐々にですが、確実に、尺八人口は減っていっています。

小さな流派ですが、これまでの時代を生き残って必要とされてきたものです。そこには、生き残ってきたなりの理由があるように思います。たくさんの人の想いが込められているように感じるんです。

100年続いた上田流と流祖の作曲した楽曲を1人でも多くの人に伝えていきたい。 上田流を育ててくれた日本の尺八文化を守りたい。 皆さんの力をお借りし、なんとかこの想いを実現していきたいと思います。

上田流だけが生き残れれば、という考えはありません。今の危機は尺八文化全体、日本の伝統芸能全体の危機だと感じています。その保全を通じて、その中で、上田流も色を残していければ・・・そのためには、我々も形を変えて、皆さんに受け入れられ易くしていく必要があると思います。『これまでこうだったから』ということは理由にしません。

これまで尺八に触れたことがない・見たことが無い方でも、想いに共感いただける方なら大歓迎です。 ぜひ、力を貸してください。」
このプロジェクトは、プロジェクト全体の資金調達の設計と同時並行で、尺八文化のすそ野を広げるためプラスチック製尺八の認知拡大のための戦略設計をしてゆきます。
そして、集まった資金で実際に製造されたものの販路開拓へ挑んでゆく、という流れになります。
そこで、ファンドレイジングの企画・実働を担当して頂く方(Type.1)、そして、プラスチック製尺八の販路開拓のために動いてくれる方(Type.2)と担当を分け、全体で3名前後をメンバーとして募集します。
相互に影響・作用しあってゆくプロジェクトですので、それぞれが全く別の活動をするわけではなく1つのチームとして活動してゆきます。

【Type.1】ファンドレイジングの企画・実働
・プロジェクト全体の資金調達の設計
・クラウドファンディングの設計
・補助金等のリサーチ・申請

【Type.2】プラスチック製尺八の販路開拓
・共同開発先のリサーチ
・プラスチック製尺八の製造先の確定、企画の決定
・マーケティングと営業先の策定・調査
・出来上がった尺八を基に、実際に販路開拓を進めます。
・尺八という伝統文化のすそ野を広げる
・クラウドファンディングの達成
・プラスチック製尺八の製造・認知拡大
・伝統芸能に当事者として触れる経験
・小さい会社をひとつ立ち上げるような経験
・ものづくりとそれに付随するサービスを作り上げる経験
募集人数:3名前後

・音楽・伝統芸能に関心がある方
・このままでは消えかねない文化を存続させたい、という想いをお持ちの方
<歓迎スキル>
・クラウドファンディングの経験がある方
・販売経験のある方(リテール及びBtoB)
・教育機関、音楽関係向けに人脈のある方
2週間に1-2回のミーティング(各回1-2時間ほど)にて、進捗の共有と方針決定を行います。
その他は個人タスクに分かれ、作業をしていただきます。
クラウドファンディング達成後は販路拡大へとステップが進みますので、その際は動きが変則的になってきます。
3-6か月
謝金:1万円/月

※このプロジェクトの実働量に比べ、謝金としては十分にお返しできない状況です。
謝金以外にお返しできるものとして
・プラスチック製尺八の提供
・伊勢神宮への奉奏へのご招待
といった、尺八文化に触れてもらえるような機会をご提供いたします。

プロボノとしての参画ももちろん歓迎します。
3-6か月

2週間に1-2回のミーティング(各回1-2時間ほど)にて、進捗の共有と方針決定を行います。
リモート可。

販路開拓のために営業先への訪問に行っていただく場合もございます。

※上田流尺八道の拠点は大阪ですが、次期家元の田辺さんが現在愛知を拠点として活動されているため、愛知を拠点として募集しています。
<選考について>
※応募者多数の場合、書類選考を行う可能性がございます。
◎マイページの記載内容(ご経歴、スキル、経験など)
◎エントリー時の志望動機の内容
上記2点で書類選考をさせていただきますので、十分にご記入いただきますよう、予めお願いいたします。
2020-10-31

掲載企業・団体情報

上田流尺八道
三代目家元 上田芳誠
1917-03-01
流祖上田芳憧が大正6年、20歳代で大阪に設立した日本3番手となる尺八の流派。
生前に作曲した曲数は約100曲にのぼる。
自由闊達な方針で、他流派との交流も積極的に推奨する。
現在は流祖の次男、芳誠が三代目家元を担い、平成16年(2016年)には100周年を迎えている。
https://gifist.net
岐阜県岐阜市吉野町6-2 ブラザービル2階

担当地域パートナー

NPO法人G-net
担当コーディネーター名 掛川遥香 / 下田大輔
みなさま、ここまで読んでくださってありがとうございます。
想いの丈を文章にした結果超大作となってしまいましたが、伝わったでしょうか。
ふるさと兼業としても初の試みとなる、企業や団体とではない、伝統芸能の次期家元とのプロジェクトです。
プロジェクトパートナーとなる田辺さんが仰るように、「これまで尺八に触れたことがない・見たことが無い方でも、想いに共感いただける方なら大歓迎です」。
共に挑戦してくださる方のエントリーをお待ちしております。
(日野ひかり)