ねりまの“オススメ”を伝えるねりコレ 持続可能な運用マニュアルづくり PROFILE
- 掲載期間
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東京都
プロジェクト詳細
関東エリア | |
都道府県 | 東京都 |
管理・特許,事務作業 | |
地域活性化・まちづくり,観光・おもてなし,広報・PR | |
プロボノ,スキマ時間(週8時間未満) | |
■歴史は浅いが、文化・農・祭りなど資源溢れる練馬 練馬区は、東京23区で最も新しく成立した自治体であり、観光地らしいランドマークこそ少ないものの、都市農業、手塚治虫ゆかりの文化、地域に根ざした祭りなど、多様な地域資源を有しています。2023年には「としまえん」跡地にハリーポッターの大型施設も開業し、新たな観光の可能性も生まれています。 課題は、人口約74万人と都内有数の規模を誇る一方、昼夜間人口比率が約82%と低く、“ベッドタウン”としての性格が色濃く出ている地域であるため、区民が日常の中で地域の魅力に触れる機会が限られているという点です。そうした現状に対し、私たちねりま観光センターは、まちと施設、区民が一体となって楽しめる関係性を築くことを目指しています。今回プロジェクトの軸として置いている「ねりコレ(ねりまのオススメ商品コレクション)」は、その取り組みの一つです。地域ならではの魅力的な商品を発掘・紹介し、「練馬にもこんないいものがあるんだ」と思ってもらえる、地域との再会のきっかけを生むことを狙いとした事業です。 ■人の入れ替わりに強い運用マニュアルをつくりたい 「ねりコレ」の継続には、運営体制の課題があります。各地域の観光協会と同様に、区からの出向職員が2~3年毎に入れ替わってしまうため、業務継続に必要な情報の断絶や判断の属人化が発生してしまいます。そこで本プロジェクトでは、ねりコレの“らしさ”を守りながらも、誰が見てもわかりやすく、継続的に使われていく「運用マニュアル」の設計にチャレンジします。目指すのは単なる手順の羅列ではなく、背景や意図を汲み取れる“使い勝手のよい構造”を持った記録のハコです。その実現に向け、プロボノの皆さんには、センター職員へのヒアリングを通して情報の観点を整理し、「何を見逃してはならないか」「どんな場面で活用されるか」といった視点から共に設計を担っていただきたいと願っています。 |
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ねりま観光センターは、練馬区における観光事業の担い手として、地域の魅力を広く伝える多様な業務を行っています。主な取り組みとしては、年間約120万PVを誇る観光情報ポータルサイト「とっておきの練馬」の運営、Instagram・X・Facebook等SNS発信、観光マップや散策ガイドの制作・配布(お花見散歩まっぷ、豊島園通りの歩き方など)、ねりコレ事業の主催、観光案内所(ねりま・石神井)の運営、年間30本程度の少人数観光ツアーの企画・催行(旅行業免許取得済)、さらに区の公式アニメキャラクター「ねり丸」のオリジナルグッズ開発・販売なども行っています。 ◯吉田法仁プロフィール (株)リクルートグループにて広告制作・編集ディレクションを歴任。2012年からはファシリテーターとしても活動し、現在までのべ80エリア・300日以上、全国各地で地域活性や課題解決を目的としたワークショップを実行。2017年〜(一社)練馬区産業振興公社ねりま観光センター長に就任。2020年、惜しまれつつ閉園した練馬区の遊園地「としまえん」をVR化するなど新しい形の観光・レガシーの継承を模索している。※「ねり丸ランド」で検索! 2019年〜観光庁の「広域周遊観光促進のための専門家派遣事業」の専門家に就任。2021年は長崎県観光連盟の観光コンテンツ開発支援室でも業務を行う。2022年、スタジオツアー東京開業に合わせ、魔法で練馬を盛り上げる!をコンセプトに、学生・事業者・区の若手職員を巻き込んだ「ねりまシティ・ウィザード・プロジェクト」を主催する。群馬県出身。好きな食べ物はハンバーグ。最近、自宅筋トレと尺八を頑張っているところ。 |
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【STEP1】理解と関係構築フェーズ(初期1〜2週) ・ねりま観光センターからのオリエンテーション ・ねりコレ事業のこれまでの経緯や、現行資料の共有 ・マニュアルの利用場面・対象者(主に職員)の把握 ・ゴール(アウトプットイメージ)やステップ設計の見直し、合意形成 など 【STEP2】整理と仮設設計フェーズ(中期2〜3週) ・現行の情報資産の構造・粒度・抜け漏れの確認 ・観光センターへのヒアリングをふまえた「整理観点」の設定 ・複数のマニュアル構成案(型)のたたき台の作成 ・基本ルールとアペンディクスの切り分け設計 など 【STEP3】協議とブラッシュアップフェーズ(中期後半) ・構成案のレビューと、観光センター内での意見収集 ・「見逃してはいけない視点」や運用上の懸念点の再ヒアリング ・実装に向けた構造案・項目例・記述フォーマットの整備 など 【STEP4】成果物の作成と納品準備フェーズ(後期) ・検討したマニュアル「ハコ・枠」のテンプレート化(Word/Excel/PPT等) ・目次構成/基本ルール一覧/記述例/運用補助資料などをセットで準備 ・必要に応じ、操作説明や改訂ガイドラインも併せて提案 など 【STEP5】ふりかえり・課題抽出フェーズ(最終週) ・整備プロセスを通じて見えた「ねりコレ事業の課題」 「マニュアルで補えない領域」等の抽出 ・成果報告(提案書)としての言語化 ・今後の活用提案・継続的な運用への助言 など |
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★単純にマニュアル作成の実務がゴールではありません。 デザインよりも「作りながら使い続けられる持続可能性の高いマニュアル」の考え方やコンテンツ整備がイメージです。良くも悪くも「行政色」があるセンターの現状を良い意味で民間的に打破する兆しが欲しいと考えています。 とはいえ、無駄は削減していきたいとも考えていますので、業務プロセス自体の棚卸し・改善機会のアイデアなども、プロジェクトを通じて期待します。 <成果物のイメージ> ・マニュアル化のための基本フォーマットや構成案の複数提示 ・「ねりコレらしさ」を守るために必要な情報観点の整理 ・ヒアリングを通じて見えてくる運営上の課題・改善ポイントの可視化 ・将来的な引き継ぎ・更新に耐える“構造”を共有可能な形に落とし込む など |
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・公共性をもった『観光事業の運営設計の実践経験』(なかなか普段できません) ・情報編集・マニュアル設計のプロセスを通じた『構造化&可視化スキルの応用』 ・混沌とした状態から構造を立ち上げる『設計思考の実践』(理想論でなく、まさに最前線です) ・地域の文化や事業の“らしさ”を汲み取る『リサーチ力・対話力の向上』 など |
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<歓迎するスキル> ・情報整理・構造化設計の実務経験 ・マニュアルや業務フローの作成経験 ・編集・エディトリアルデザインに関する知見 ・プロジェクト設計・ファシリテーション力 など <求めるマインド> ・混沌から秩序を立ち上げることにやりがいを感じる方 ・地域の魅力や“らしさ”を丁寧に汲み取りたい方 ・地味なようで本質的な仕事に価値を見出せる方 ・チームとして、相手の立場や制約にも寄り添える方 ・自身の経験やセンスを、地域の未来のために役立てたい方 何より、柔軟な発想とチャレンジを楽しむ前向きな気持ちに期待します! |
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【活動予定期間】 2025年9月~2026年2月末まで 【活動時間】 定期的なオンラインミーティングを実施するため、一定の時間を確保してください。 例)毎週月曜/朝9:00〜9:30など ※平日朝~日中でのお打合せが可能な方を優先いたします(要調整) 【募集人数】最大3名 |
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・週1回程度~参画できる方。(週1回1時間の定例mtg+隙間時間での作業) ・隙間時間をベースとした参画で大丈夫です。 ・遠隔での参画が基本となります。 ■研修会と交通費の案内について ※本プロジェクトは、研修会(会議)や現地フィールドワークにご参加頂くプログラムとなります。 ①2025年9月3日(水)18:00-20:00 キックオフ研修会(オンライン) ②現地フィールドワーク ③2025年11月12日(水)18:00-20:00 中間交流会(オンライン) ④2026年2月21日(土)13:00-15:30 終了報告会(東京都内会場) へのご参加をお願いしております! |
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★報酬:プロボノ事業のため、報酬は発生しません。 | |
「旅費交通費精算書」と「領収書」をプロボノ人材活用事業事務局に提出、銀行振込(末締め・翌月末払い) | |
普段の業務では経験し得ない観光の最前線を体験できます! | |
<関連メンバー> センター長、ねりコレ事業担当者、皆さんで最大5名です。 <役割分担> ・センター長:事業全体の最終責任者 ・ねりコレ事業担当:事業全体の判断、現状情報の提供 ・プロボノ①:リーダー役。進捗管理や壁打ちなど ・プロボノ②:事業構造の整理、言語化、設計など ・プロボノ③:事業の課題を可視化した成果物のデザイン設計など ※上記は想定ですので、人数や得意分野、ご希望などにより随時変更します。 |
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募集:2025/07月末 STEP1:08/01〜15(現状理解・設計) STEP2:08/18〜09/05(情報収集・整理) STEP3:09/08〜10/03(協議&ブラッシュUP) STEP4:10/06〜11/28(成果物作成&納品物作成) STEP5:12/01〜26(振り返り&課題抽出) →この後、発表会に向けての資料作成やまとめの準備を行う予定です。 ※進捗により前後します。 |
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面接同席、オンラインMTGへの参加、フィールドワーク同席を行います。 | |
・オンライン中心ですので、ご自宅メインです。 ・ただ、開始月にはフィールドワークに練馬区までお来しいただきます。 |
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応募された成果物に関する著作権や工業所有権は、当社に帰属し、今後権利を主張しないことに同意いただいたものとします。また、提出された成果物が第三者の権利を侵害しないことを保証し、万が一侵害があった場合は、責任を負うものとします。 | |
プロボノ活動中に起こった事故による死亡、ケガでの入院・通院の一部を補償し、また賠償事故など万が一に備えるためのプロボノ活動保険に加入いただきます。加入手続きおよび費用負担は観光まちづくりサポート事業 事務局(NPO 法人 G-net)が行います。 | |
◆選考スケジュール: 【1】1次選考:書類・随時 【2】2次選考:オンライン面談書類選考通過後、随時 【3】最終合否通知:面談後1週間以内 ◆書類選考の結果通知について エントリー後、随時書類選考させていただき、書類選考結果のご連絡をいたします。 8月7日を経過しても返信がない場合は、大変恐縮ですがご連絡いただけますと幸いです。 応募多数の場合、通知までにお時間をいただく可能性がございます。(その際はご連絡いたします。) <書類選考について> ◎プロフィール情報の内容(ご経歴、スキル、経験など) ◎エントリーフォームの志望動機などの内容 上記2点で書類選考をさせていただきますので、十分にご記入いただきますようお願いいたします。 ※応募状況により、選考方法の順番や要する期間が変わります。 |
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●交通費(電車・バス等公共交通機関) :1回の訪問につき片道上限 3,000 円を実費支払い ●タクシー運賃 :上限3,000 円 ※怪我等の理由により公共交通機関を利用する事が難しい場合のみ ●宿泊費 :支払いなし ●交通費以外で必要となる経費等 ◇シェアオフィスの利用料 :交通費と合算して1回につき上限6,000 円 ※対象となる事例 <例1>自宅と勤務先の距離が遠く、平日夜間のミーティング参加のため、 駅ナカの BOX 型シェアオフィス利用。 <例2>出張中などやむを得ない理由により、ミーティング参加のためシェアオフィス利用 |
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2025-07-31 |
掲載企業・団体情報
一般社団法人練馬区産業振興公社 | |
井口薫 | |
<設立目的> 練馬区内の商業、工業、農業および観光の分野における産業振興に関する事業ならびに勤労者の福祉共済に関する事業を総合的に実施することにより、中小企業の経営の安定と発展に貢献し、もって区内産業の振興および地域経済の活性化に寄与することを目的とする。 <主な事業内容> (1)練馬区内の中小企業の経営支援及び産業振興に関する事業 (2)地域経済活性化のための観光振興に関する事業 (3)地域経済活性化のための旅行業法(昭和27年法律第239号)に基づく旅行事業 (4)中小企業に働く勤労者および事業主のための福祉共済事業 (5)その他目的を達成するために必要な事業 |
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https://www.nerimakanko.jp/nerikore/ | |
東京都練馬区練馬1-17-1Coconeriビル4F |
担当地域パートナー
NPO法人G-net | |
担当コーディネーター名 | 高橋ひな子 |
「マニュアル設計」というと、シンプルな作業に思えるかもしれませんが、実際にはねりま観光センターのような“試行錯誤を重ねてきた組織”に合った設計が必要です。そのため、ただの手順書ではなく、実際の運営に寄り添った“使いやすさ”を考える作業は、少し難しくもあり、非常に面白いものです。観光分野や地域に密着した公共性の高い仕事に興味がある方には、学びの多い経験が提供できると思います。一緒にねりま観光センターをより良くする挑戦を面白がっていただけると嬉しいです! |