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ふるさと兼業

風景に、物語を。式根島の“伝え方”を共に編み直すプロジェクト PROFILE

掲載期間
東京都

プロジェクト詳細

関東エリア
都道府県 東京都
接客,広報・PR
広報・PR,SDGs,ものづくり,地域活性化・まちづくり,観光・おもてなし,小売り・流通
プロボノ,日中対応,スキマ時間(週8時間未満)
自主事業
●概要
このプロジェクトでは式根島の“語り口”を見直し、伝えたい想いを形にしていきます。
観光協会として、あらためて「なぜ式根島に人が集まるのか」「これからの観光のかたちとは何か」を問い直す機会として、心から楽しみにしています!
●背景・課題感
式根島は、リピーターが多く“知る人ぞ知る”魅力的な島ですが、認知度はまだ限定的です。
観光客数はコロナ前(令和元年度:約30,000~35,000人)から回復途上にあり、現在は約66%程度にとどまっています。一方、島の産業の約8割を占める観光業は、宿泊施設や飲食店がどれか一つでも閉じると観光全体が成り立たなくなるという、きわめて高い脆弱性を抱えています。
SNSの更新は日々続けており、年間リーチ数は300~400万件、フォロワーも8,700人超。しかし、その多くが既に式根島を知る人々に向けたもので、新規の方に対しての認知拡大に貢献できていません。また、公式サイトは年間200万アクセスを超えていますが、滞在時間の短さやオフシーズンの落ち込みから、深く島を知ってもらう導線が不十分であることも見えてきました。
検索では「泊まる」「温泉」「キャンプ」など体験ニーズが強い一方、移住や教育、暮らしの魅力を伝えるキーワードへのアクセスは十分ではなく、観光のための認知は拡大しているものの、「式根島らしさ=暮らしの奥行き」まで届け切れていない課題もあります
※式根島の概要を是非一度ご覧ください!
https://shikinejima.tokyo/cms/wp-content/uploads/2024/01/240406.pdf
●ビジョン
このプロジェクトでは、島に暮らす私たちの想いや日常にある“言葉になりづらい魅力”を、丁寧に掘り起こし、伝え方を編み直していくことを目指します。
「誰に、何を、どう届けるか?」という問いから共に考え、資料の再構成や発信企画を通じて、島の“まなざし”と、外からの“視点”が交差する表現をつくっていきます。
最終的には、移住説明会や地域紹介の場で活用できる「物語性のある紹介資料」や、フォトコンテストの写真を活かした「島の魅力に触れる発信アイデア」が生まれること。
そして何より、このプロジェクトを通じて、“式根島をどう語るか”を一緒に模索するチームが生まれることをゴールにしています。
式根島観光協会は、東京都の離島・式根島において観光業を軸に地域の未来を支えてきた団体です。
人口450人ほどのこの小さな島で、住民の約8割が観光に関わる現実の中、宿・交通・ガイド・イベント・プロモーションなど、観光全般の担い手として多岐にわたる活動を行っています。

近年は「人に会いに来る島」「関係を育てる観光地」としての可能性を感じながら、教育や医療との連携など、新たな価値を生む観光の在り方も模索しています。
また、式根島独自の地域目標「STGS(Shikinejima Tourism Goals)」を掲げ、観光から島の未来を考える挑戦も続けています。

冬は湯治、夏は海、オフシーズンにも来てくれる人がおり(3-4回とお越しになる方も!)、“景色”ではなく“あの人の会いに来たくてまた来た""というような、島の人との関係性が目的になっているのは特徴的です。
表面的な観光地としてのPRだけでなく、「式根島の背景」や「日々の暮らしの熱量」といった奥行きある魅力を伝えたいと考えています。

一方で、「島の魅力を伝えること」の難しさにも直面しています。
何度も来てくれるリピーターはいますが、まだまだ「知る人ぞ知る」存在にとどまっており、資料やSNSなどの発信が“想いや物語”を十分に届けきれていないというもどかしさを抱えています。

式根島は東京都内で初めて限界集落がくる場所と言われています。
次の10年で人口が150人減少、人口が300人台になると予測されています。
「観光産業が成り立たなければ、島に仕事がなくなる」「今やらなければ、後悔する」という切迫感もあります。

シビアな現状もありますが、出来ることから始めていきたいと思い今回のプロボノ募集に至りました。是非お力をお貸しください!

■担当:田村 修一(48歳)
・東京板橋区生まれ 中野区育ち
・前職 (株)TOMORROW LAND (アパレル業)
・趣味  サッカー・洋服・音楽・漫画・映画
・収集癖 サッカーボールなど
・座右の銘  有言実行
式根島のプレゼン資料を使いこなせておらず、伝えたい思いと情報が混在している状態です。(参考:ページ上部の写真)思いが伝わるような資料にブラッシュアップしながら、より効果的なPR方法を模索していきます。
●STEP1:対話と構想(1〜2か月目)
〜伝えるべき“らしさ”を一緒に見つける〜
・島の観光協会メンバー・移住者・高校生などからヒアリング/資料読み込み(オンライン・現地可)
・現在の紹介資料やSNS投稿・写真アーカイブの把握・課題抽出
・「誰に、何を、どう届けたいか?」の共通認識づくり
・発信対象のペルソナ設計/伝えたい物語の素材抽出
このフェーズでは特に、ストーリーテリングの得意な人が、島の語りを言語化していく対話設計の中心を担うイメージでいます
●STEP2:制作と共創(3〜4か月目)
〜“伝えるかたち”をつくる〜
・「移住説明会向け」「中学生向け」など用途別の紹介資料の企画・試作(PPTなど)
 ※事業終了後も職員が使えるような形で作成頂きたいです。
・フォトコンテスト素材を活用した発信パターン(Instagram用テンプレート、印刷物、Webバナー等)の設計
・ストーリーとデザインを往復しながらブラッシュアップ
・発信媒体(SNS・地域イベント・紙など)の選定支援
このフェーズでは、グラフィック・編集スキルのある人が制作面で中心的な役割を担い、マーケティングに詳しい人が、媒体戦略や届け方の方向性を提案するイメージでいます。
●STEP3:実装直前の整理と次への布石(5〜6か月目)
〜“届ける手前”まで伴走し、地域に残す〜
・完成資料の納品と運用マニュアルの簡易作成(例:発表用スライド+話し方の台本)
・写真発信の活用例(投稿文例・時期・タグ等)のモデルケース提示
・必要に応じて協会内の後継人材との連携メモを整理
・「移住説明会」や「地域紹介のプレゼン」で使える紹介資料を、式根島の“らしさ”が伝わるかたちで再編集する

・フォトコンテストで集まった風景写真を活かし、SNSだけにとどまらない新たな発信企画を生み出す

・単なる制作依頼ではなく、「誰に、何を、どう届けるか?」という“問いを共有”しながら、島の語り方そのものを見直す

・つくって終わりではなく、「届けるまでの戦略」も含めて共に考え、実践の一歩手前まで進捗する
このプロジェクトは、「素材はある、でも伝えきれていない」地域のリアルに、外部の視点と編集・表現の力で変化を起こす挑戦でもあります。
単なる制作業務ではなく、式根島の人々が本当に届けたいことを一緒に探りながら、言葉とデザインを通じて島の語り口そのものを共に耕していきます。

資料や写真という具体的なアウトプットがありながら、背後にある「島の想い」や「地域が抱える課題」にも深く触れられる——まさに“表現を通じて地域と関わる”経験を積むことが出来ます。

完成した資料や発信アイデアは、実際の移住説明会や授業などで活用され、誰かの旅のきっかけや島の未来をつなぐ第一歩になるかもしれません!
■スキル
・グラフィックや編集が得意な方:紹介資料(PPTなど)の見やすさ・伝わりやすさの再構成
・ストーリーテリングが得意な方:島の思いや風景から「届けたい物語」を紡ぎ、言葉にする支援
・観光マーケティングの知見を持つ方:写真素材や発信ツールの有効活用、SNS以外の広報戦略提案

■マインド
・デザインや編集だけでなく、「誰に、どう届けたいか」を一緒に考えてくれる人
・島の風景や暮らし、人のあたたかさに共感し、物語として編むことを楽しめる人
・都会と離島の“距離”に可能性を感じてくれる人
・観光や地域づくりの可能性を、関係性の中で再発見したい人
【活動予定期間】 2025年9月~2026年2月末まで
【活動時間】
 定期的なミーティングを実施するため、一定の時間を確保してください。
 平日朝~日中でのお打合せが可能な方を優先いたします
【募集人数】最大3名
週1回程度~参画できる方。(週1回1時間の定例mtg+隙間時間での作業)
隙間時間をベースとした参画で遠隔での参画が基本です。
■研修会と交通費の案内について
研修会や現地フィールドワークにご参加頂くプログラムとなっており
①2025年9月3日(水)18:00-20:00 キックオフ研修会(オンライン)
②現地フィールドワーク(10月の平日を想定しています)
③2025年11月12日(水)18:00-20:00 中間交流会(オンライン)
④2025年2月21日(土)13:00-15:30 終了報告会(東京都内会場)
へのご参加をお願いしております。
●報酬:プロボノのため、報酬は発生しません
・旅費交通費精算書と領収書をプロボノ人材活用事業事務局に提出、銀行振込(末締め・翌月末払い)
・式根島にお越しの際、島で暮らす人々の様子や、距離の近さを是非味わってください!
・事務局長である田村が主担当として皆様と打合せを進めます。
・特に期限の決まったイベント等があるわけではないので、仕事内容で記載したスケジュール感で進めていきます。
面接同席、オンラインMTGへの参加、フィールドワーク同席を行います。
・オンライン中心です
・一度島にもお越しいただきます
応募された成果物に関する著作権や工業所有権は、当社に帰属し、今後権利を主張しないことに同意いただいたものとします。
また、提出された成果物が第三者の権利を侵害しないことを保証し、万が一侵害があった場合は、責任を負うものとします。
プロボノ活動中に起こった事故による死亡、ケガでの入院・通院の一部を補償し、
また賠償事故など万が一に備えるためのプロボノ活動保険に加入いただきます。
加入手続きおよび費用負担は観光まちづくりサポート事業 事務局(NPO 法人 G-net)が行います。
◆選考スケジュール:
【1】1次選考:書類・随時
【2】2次選考:オンライン面談書類選考通過後、随時
【3】最終合否通知:面談後1週間以内

◆書類選考の結果通知について
エントリー後、随時書類選考させていただき、書類選考結果のご連絡をいたします。
8月7日を経過しても返信がない場合は、大変恐縮ですがご連絡いただけますと幸いです。
応募多数の場合、通知までにお時間をいただく可能性がございます。(その際はご連絡いたします。)

<書類選考について>
◎プロフィール情報の内容(ご経歴、スキル、経験など)
◎エントリーフォームの志望動機などの内容
上記2点で書類選考をさせていただきますので、十分にご記入いただきますようお願いいたします。
※応募状況により、選考方法の順番や要する期間が変わります。
●交通費(電車・バス等公共交通機関)
◇自宅最寄駅から以下の各交通機関発着地までの交通費実費(電車・バス等公共交通関):1回の訪問につき片道上限3,000円
以下について実費を支払う。
◇航空券   :往復航空券
◇船賃東海汽船:1等往復運賃
◇現地でのレンタカー代等

●宿泊費
2泊分を上限とし、1泊あたり8,000 円を支払う。  

※天災事変等に基づく派遣の延期または中止の際の支払いについて
◇船・飛行機が欠航し、渡航できなかった場合 の交通費・キャンセル料
交通費(当該プロボノ人材の住所から羽田空港・竹芝客船ターミナル・調布飛行場等まで)やキャンセル料が発生した場合、その実費分を支払うものとする。
◇現地で延泊が生じた場合の宿泊費:1泊あたり8,000 円。●交通費以外で必要となる経費等

●シェアオフィスの利用料
交通費と合算して1回につき上限6,000 円
※対象となる事例
<例1>自宅と勤務先の距離が遠く、平日夜間のミーティング参加のため、駅ナカの BOX 型シェアオフィス利用。
<例2>出張中などやむを得ない理由により、ミーティング参加のためシェアオフィス利用

●訪問回数
1回のみ
2025-07-31

掲載企業・団体情報

一般社団法人 式根島観光協会
田村 修一
式根島の観光案内所、観光PR全般、委託事業(連絡船にしき発券業務など)島内外イベント、その他
https://shikinejima.tokyo/
東京都新島村式根島923

担当地域パートナー

NPO法人G-net
担当コーディネーター名 掛川遥香
知る人ぞ知る、でも知ったら何度も行きたくなる島「式根島」
島そのものの魅力・そして島内の人の魅力など、いろいろな観点から式根島の魅力を味わい、伝えるプロジェクトです。ご担当の田村さんは非常に気さくな方で田村さん自身が島の魅力の一つなのだろうとも感じます!
是非一緒に式根島を知り尽くしましょう!