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豊橋駅前の金券ショップで新規事業計画づくり |ふるさと兼業

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【駅前金券ショップのイノベーション企画者募集!】「創業40年 新幹線停車駅前徒歩10秒の金券ショップ」を次世代に引き継ぎたい

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募集は終了しました

【駅前金券ショップのイノベーション企画者募集!】「創業40年 新幹線停車駅前徒歩10秒の金券ショップ」を次世代に引き継ぎたい

プロジェクトについて

駅前の金券ショップが置かれている状況

弊社は新幹線停車駅であるJR豊橋駅の目の前で営業しています。わずか2坪ほどのこじんまりとした店舗ですが、駅徒歩10秒(!)という好立地ということもあり創業以来約40年ものあいだ、新幹線回数券や電車乗車券、そして図書券やクオカードなどの金券を中心に、豊橋駅を利用する方々に活発にご利用いただいてきました。

しかし弊社を含めた多くの金券ショップ、特に駅利用者をターゲットとしている金券ショップは存続の危機に立たされています。ここ数年はもちろん新型コロナウィルス禍の影響により鉄道利用客が大きく減少していたこともありますが、それだけではなく危機をもたらしている根本的な要因が大きく2つあります。

ひとつは「決済のキャッシュレス化による金券利用機会の減少」です。もともと金券ショップを利用する目的は、現金で購入するよりも数%安く済ませることができるからですが、キャッシュレス決済でもポイントが貯まることで同様の効果を得ることができてしまいます。そしてキャッシュレス決済は「かざすだけ・読み込むだけ」と手間要らずで便利だということもあるでしょう。

ふたつめは「鉄道回数券の廃止」です。上記のひとつめの要因はほぼ全ての金券ショップに共通する問題ですが、駅前の金券ショップにとってはこの要因の方が切実です。近年JRおよび私鉄各社は回数券を廃止し、ネット予約によるチケットレスサービスの拡充を進めています。特に影響が大きいのは新幹線回数券で、例えば東京ー新大阪や東京ー名古屋など最も需要があった区間が軒並み廃止になっています。弊社における新幹線回数券の売上がピーク時には全体の約80%を占めていたことを挙げれば、事の重大さをおわかりいただけるのではないかと思います。

 

これまでの弊社の対応

このような状況により売上が激減したため、弊社もここ数年で駅近くに計3店舗を展開していたところを2店舗閉鎖して駅前1店舗のみの営業とし、従業員も削減せざるを得ませんでした。

もちろん経営者として何も努力をしなかったわけではありません。入荷した金券の情報や、新幹線回数券が廃止された区間の割安な利用方法をSNSで発信するなど、自分たちなりの取り組みは続けてきました。それでも売上減少に歯止めはかけられませんでした。
飲食店や宿泊業など駅利用者向けに営業する業者はほぼ全て同じような状況でしたので、お節介を承知で声をかけてまわったり、デリバリーを手伝ったりと、個人としても「何かしなければならない」という想いで止まることなく活動を続けました。それでも眼に見えるような効果を得られず、耐える日々が続きました。

良い打ち手を見つけられず悩むだけの毎日が続きましたが、やがて2022年後半から徐々に鉄道利用客が増え始め、それに連れて売上も回復してきました。しかし新幹線回数券廃止の方向性は変わりませんし、キャッシュレス決済もますます普及することは明らかです。そのような環境でこれまで通りのビジネスを続けることに大きなリスクがあることは確実です。

 

今回のプロジェクト内容

今回のプロジェクトテーマは以下のとおりです。

『2028年を目標に次世代経営者にバトンタッチするための「駅前金券ショップのビジネスモデルリノベーション」企画立案』

前述のとおり金券ショップ事業には逆風が吹いています。しかし、少なくとも弊社はJRと名古屋鉄道を併せて一日約12万人にも達する利用客数がある豊橋駅直近で営業することができます。この好立地の店舗を手放すのはあまりにももったいないですし、うまく活用できないのは経営者である私の発想や知識に原因があるのかもしれません。
また、私は今回の苦難を打開するためにもがき続けてきた中で、自分の本当の関心事が「地元の人々の暮らし」にあることに気づきました。つまり住居・買物・移動手段・コミュニティなど、そこで生きる人々のウェルビーイングに貢献できるすべての要素をより良いものにしたいという気持ちが自分の強いモチベーションなのです。
そういった活動に集中するためにも、現在の主力事業である金券ショップ事業を力強いものへと育て、次世代に引き継ぎたいと考えています。

ですので、今回は「5年後に次の経営者のもとで力強くリスタートできる金券ショップビジネス」はどのようなものであるべきか?そしてそれに向けた計画はどのようなものになるのか?を具体的に一緒に考えてくださる方を募集します。

プロジェクトが目指すこと

プロジェクトの先に目指すもの

私は、現在の金券ショップビジネスを通じ、駅利用者の「ささやかな幸福」に寄り添い続けることで「地域のウェルビーイング」の維持向上に貢献したいと考えます。
新幹線停車駅利用者の多くが目の前を通る好立地という得難いアドバンテージを有しているので、あとは斬新かつ現実的なアイデアと着実な実行力、そして熱意とチームワークが揃えばこのビジョンに近づくことができると信じています。

 

プロジェクトゴール

今回のプロジェクトゴールは「企画および計画の立案」です。2028年までに弊社の金券ショップビジネスモデルのリノベーションを完成させ、次の経営者に引き継ぐための、新規ビジネスモデルやステップ・スケジュール感などを含めたグランドデザインがアウトプットとなります。
ビジネスモデルは夢があり、具体的かつ現実的で、実現可能性を信じられるものである必要があります。

今回のプロジェクトで作っていただくアウトプットを元に、次回以降のプロジェクトにて実際の実行計画を立案し、実現に向け着手する予定です。

プロジェクトパートナー

代表取締役の桜田です!

担当者 代表取締役 桜田純一

  • 静岡県湖西市生まれ豊橋育ち。市内でも自然豊なエリアで伸び伸びと育つ。
  • 中学・高校・大学とテニスに夢中になりテニスクラブに入社してテニスを教えていたが、28才の時に父親が副業で始めた金券ショップが忙しくなり手伝うようになる。
  • 2007年、会社を法人化するのを機会に代表取締役に就任。
  • コロナ禍前から金券ショップの将来を憂い空き家不動産ビジネスに取り組み始める。
  • コロナにより本業が打撃を受ける中「商売人が自社の事だけを考えていては街が衰退する」と気付き、駅前エリアの遊休不動産を活用してのまちづくりやデリバリーによる地元飲食店への支援に駆け回る。
  • コロナの終息が見え始めたら今度は金券ショップの主要商品である回数券の廃止が相次ぎ、次なる変化を模索中。

募集要項

仕事内容
5年後2028年に、新規事業を立ち上げて次代の経営者にバトンタッチすることを目的とし、まずはそのビジョンと具体的な進め方の計画立案をお願いいたします。
以下のステップ感と実施内容は募集時点での弊社の想定です。応募してくださる方とのディスカッションを通じて前向きに変更する可能性もあります。

《全体を24週間とした場合》
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【ステップ1】 現状把握とニーズの整理<約6週間>
・関係者との対話(チームビルディング)
・店舗や業務の見学
・経営者の考え方や要件の確認
・売上など経営状況に関する情報の確認
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【ステップ2】 新ビジネス案作成<約10週間>
・情報収集とディスカッション
・5年後の新ビジネスのパターンを複数作成→経営者が納得できるアイデアが1つ以上残ることが目標
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【ステップ3】 新ビジネス実現までの道のりの可視化<約8週間>
・ステップ2で選んだ新ビジネスアイデアの精査(ブレスト・複数の切り口での実現可能性検討 など)
・実行計画案(段取り、スケジュール など)作成
・必要なリソース案(ヒト・モノ・カネ など)作成
・最終的な新ビジネスアイデア決定支援および実行計画概要の作成
-----------------------
期待する成果
・プロジェクト終了時点で、弊社が「これならばできる、やりたい」と心から思うことができるビジョンとプロジェクト計画案を提示していただけることを期待しています。
得られる経験
・ビジネスをリノベーションすることにより事業承継につなげる経験
・新幹線停車駅の乗降客向けビジネスの経験
・新しいビジネスモデルの創出経験
対象となる人
原則として1名を募集いたします(プロジェクト実施中に追加募集を行う可能性も有)

●スキル要件
【必須】
・BtoCビジネス経験(直接お客様と接する仕事の経験がある方)
【歓迎】
・金券ビジネス関連事業

●マインドセット要件
・すべての出会いをお互いにとってプラスになるものにしようとする気持ち
・「自由な発想」と「ゴールに対する責任感」を併せ持つ
・答えがあることを信じる諦めない心

※選考の流れ: ご応募いただく際のコメントおよびマイページの内容を拝見した上で、あらためて面談実施の調整を行わせていただきます。
活動条件
■プロジェクト実施期間(予定):約6か月
■活動時間:請負契約を想定しているため設定しません(ただし月当たり20時間程度の稼働を想定した報酬設定としています)
■活動方法:
・基本はお任せしますが、週1回弊社とのオンラインmtg実施をお願いいたします(毎回30分程度を想定。平日夜間や週末も対応可能)。
・プロジェクト開始時の顔合わせと、最終報告会は必ず対面(豊橋の弊社事業所)にて実施をお願いいたします。
給与/待遇
■月額:月50000円〜(支払いのタイミングは応相談)
各種手当て、福利厚生
■経費:
・交通費・プロジェクトにかかる経費は原則として事前に弊社に申請していただいた上で、弊社が負担いたします。
・PCやスマホ、カメラなどは応募者が所有するものを使用していただくことを前提とします。なおインターネット使用料など通信費も応募者の利用分は応募者のご負担にてお願いいたします。通話はLINEやmessengerなどを利用することを想定しています。
・その他、想定外に経費が発生し得る場合は誠意をもって話し合い、その要否を一緒に検討しましょう。
■福利厚生など:雇用契約ではないため設定はありません。
休日休暇
・請負契約を前提としているため設定はありません(応相談)。
活動場所
・作業場所は原則として自由です。ただしプロジェクト開始時キックオフと、プロジェクト完了時報告会だけは豊橋駅前の弊社事業所にて作業を行っていただくことを希望します。
・豊橋駅までの交通費は実費を支給します。ただし回数の上限を設定いたします(詳細は個別に説明いたしますが、基本は上記の作業時以外に月一回を想定しています)。
募集終了日
2023年4月10日(月)
ふるさと兼業では、募集要項に特段記載がない限り、通常2営業日以内に担当よりご案内申し上げます。
メールの設定により、ふるさと兼業からのメールが届かない場合がございます。
もしメールが届かない際は、迷惑メールフォルダをご確認くださいませ。
また、ドメイン指定受信を設定されている場合は「furusatokengyo.jp」を許可していただくようお願いいたします。
万が一2日以内に連絡がない場合は、お手数ですがふるさと兼業事務局(info@furusatokengyo.jp)までお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

担当地域パートナーからの推薦ポイント

一般社団法人移住者人材バンク 一般社団法人 移住者人材バンク 髙橋 洋
求人主である桜田様は、決して
「心が折れたから金券ショップを手放したい」
わけではありません。むしろ逆で
「自分自身にとっても、豊橋に暮らす人々にとって、豊橋がより魅力的な街となるために、駅前金券ショップを不可欠な存在にしたい」
という願いを強くお持ちであると感じます。

新型コロナウィルス渦下でも、桜田様は豊橋駅前の活性化のために知恵と体力を振り絞り、いろいろなことに取り組んだそうです。
その取り組みを通じ、桜田様は
「もっと多くの方々と、もっと広く、自分だからこそできることで地域のために役に立ちたい」
という想いを持つようになったとおっしゃいます。
金券ショップのオーナーという立場から、社会起業家を目指すようになったということなのかもしれません。

しかし、地域の方々の「ささやかな幸せ」に40年以上貢献し続けてきた金券ショップを簡単に畳んではならないという使命感も強く、桜田様がご自身の新たな挑戦に心置きなく注力するためにも
「自分でもやり続けたいと思えるくらいの、魅力ある新たな金券ショップビジネス」
を生み出したいとのお考えから、今回の募集となりました。

穏やかで笑顔を絶やさない中に、コミュニティを守り抜きたいという強固な信念をお持ちの桜田様は、とても魅力的な人物でもあります。そのような桜田様と共にポジティブに考え抜いてくださる方をお待ちしています。
お問い合わせ先 : iju-jinzai@furusatokengyo.jp
/050-3690-8060

団体の紹介

駅前で金券ショップを営みながら、空き家を再生して賃貸住宅に転用したり一軒家を改装してシェアハウスを運営したりしています。2年ほど前から豊橋市役所と協力して豊橋駅前エリアのリノベーションまちづくり事業にも参加。「地域の発展なくして自社の発展なし」をモットーに駅前エリアの活性化に取り組んでいます

団体情報

団体名
株式会社 桜田
代表者名
桜田 純一
設立
1982年
従業員数
3名(フルタイム1名/パートタイム2名)
資本金
1,000,000円
事業内容
金券ショップ経営
賃貸不動産経営
シェアハウス運営
リノベーションまちづくり事業
業種
小売業・古物商・不動産業
WEB
https://www.toyohashikinken.com/
住所
愛知県豊橋市白河町41
アクセス
豊橋駅西口を出て左手15m
  • お試し事業承継
  • ふるさと兼業ソーシャルビジネス支援プログラム
  • ”旅×ふるさと兼業”特集
お問い合わせアイコン お問い合わせ状況

2024年04月08日
三重間の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年02月26日
宮城県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年03月18日
徳島県の団体様よりお問い合わせをいただきました。

2024年03月28日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年03月14日
福岡県の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。

2024年03月06日
熊本県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年03月04日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年03月01日
北海道の地方公共団体様より、お問い合わせをいただきました。

2024年02月28日
愛知県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年02月19日
三重県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年02月07日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2024年02月01日
東京都の企業様より、取材のお問い合わせをいただきました。

2024年03月21日
東京都の企業様より、取材のお問い合わせをいただきました。

2024年02月01日
青森県の大学シンポジウムでの講演依頼をいただきました。

2023年12月28日
東京都の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2023年12月22日
神奈川県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2023年12月22日
愛知県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2023年12月07日
大分県の教育機関様より、お問い合わせをいただきました。

2023年12月01日
広島県の企業様より、お問い合わせをいただきました。

2023年11月16日
大阪府の企業様より、お問い合わせをいただきました。

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