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フォロワー数が2カ月で倍以上! 兼業人材と二人三脚で挑む、老舗菓子店のスイーツプロジェクト

フォロワー数が2カ月で倍以上! 兼業人材と二人三脚で挑む、老舗菓子店のスイーツプロジェクト

創業152年を迎える老舗製菓店『株式会社谷常製菓(たにつねせいか)』。2019年11月より、いちご菓子専門ブランド『完熟いちご菓子研究所』のふるさと兼業プロジェクトがスタートしました。今回、企業側の担当者・太田垣文子さんをインタビュー。ふるさと兼業を導入した背景、実際の取り組み内容や成果などについてお聞きしました。

■受入プロジェクト

https://furusatokengyo.jp/project/kansai/hyogo/p1182/

■企業紹介

慶應四年(明治元年)創業。兵庫県養父市を拠点に、伝統的な和菓子から新しい感性を採用した洋菓子まで、素材にこだわった本物のお菓子作りに取り組む。平成26年、養父市が農業の国家戦略特区に指定されたことをきっかけに、自社農園でのいちご栽培を開始。独自の6次産業化に取り組む菓子専門ブランド「完熟いちご菓子研究所」を立ち上げる。

完熟いちご菓子研究所:https://www.kanjyukuichigo.com/

株式会社谷常製菓:http://www.tanitsune.jp/

 

企業側、人材側にメリットがある『ふるさと兼業』

ーーふるさと兼業を導入するにあたって、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

完熟いちご菓子研究所は ネット販売のブランドです。自社ECサイトを中心に商品の販売展開を行っていますが、なかなか売上が伸びない状況が続いていました。要因の一つにあげられるのが発信力の弱さ。SNSやWEBサイトを上手く活かせず、商品の魅力を伝えきれていないと考えました。そこで、ふるさと兼業で専門知識のある方にSNSマーケティング担当者として参画していただこうと思ったんです。

ーーいろんな課題解決の手段があるなかで、ふるさと兼業を選んだ理由はなんでしょうか?

ふるさと兼業はご自身の得意なスキルと空いた時間を活かして、課題解決のお手伝いをしていただけるシステムです。新たに人材を雇うよりも気軽に利用できますし、実績を積みたいという兼業人材側にもメリットがある関係性にも魅力を感じました。

 

わずか2カ月、目に見える形での成果を上げる

ーー2019年11月から本格的にプロジェクトが始まりました。実際、どのようなことに取り組んでいるのでしょうか?

今回、ご自身でもSNSアカウントを運用しながら、インフルエンサーとしても活動されている岡田 拓郎さんに兼業人材として参画していただきました。目標として掲げたのは、完熟いちご菓子研究所のSNSアカウントを活用して、発信力を高めながら、ECサイトのPV数と売上を増やすこと。岡田さんと相談しながら、拡散力のある「Twitter」とスイーツとの相性がいい「Instagram」を中心に運用を始めています。

 

ーー具体的にはどのようなことに取り組みましたか?

岡田さんの提案で、「フォロワー数」と「いいね!数」を増やして、まずはお客様に完熟いちご菓子研究所を知ってもらうことから始めました。そこで、以前から私たちが取り組んでみたかった「アンバサダー企画」にチャレンジしてみたんです。

 

アカウントをフォローして、写真付きで魅力を発信してくれた方のなかから抽選で商品をプレゼントするキャンペーン。岡田さんと意見をすり合わせながら12月に第1弾、1月に第2弾のプレゼントキャンペーンを実施しました。それ以外の施策も含めて、結果的に運用を始めて3ヶ月でTwitterのフォロワー数が14人から約3,200人、Instagramのフォロワー数が339人から約830人にまで増えたんです。

これまで自分なりにSNSを運用してきましたが、なかなか実績を残せずにいました。でも、岡田さんに加わっていただき、初めて目に見える形で良い結果を残せて嬉しいです。次の目標はECサイトの流入数と売上を伸ばすこと。岡田さんと相談しながら、施策を考えている真っ最中です。

 

企業・人材・地域、3方に意味のある選択肢

ーーふるさと兼業を導入して約2カ月。改めて、岡田さんとプロジェクトに取り組んでみてどうですか?

ふるさと兼業の岡田さんとは肩を並べながら、一緒に課題に向き合えていると感じています。私たちが取り組みたいこと、迷っていることを気軽に相談できますし、お願いすることができ、とても進めていきやすいと思っています。

岡田さんは大阪を拠点にお仕事をされているので、基本的には遠隔でやりとりしています。離れて仕事をすることに不安もありましたが、こちらの意思が正確に伝わるように、取り組み内容の背景にある理由や想いをちゃんとお伝えするように心がけています。

 

ーー最後に、ふるさと兼業の導入を検討している企業に向けてメッセージをお願いします。

企業の課題を解決する手段はいろいろあると思いますが、その一つに気軽に相談できる兼業人材の受け入れも視野にいれてみてはいかがでしょうか。また、岡田さんが養父市を訪れたとき、いつかこんな場所に移住したいと言ってくれたように、ふるさと兼業は地域の活性化にもつながると思います。企業にとっても、兼業人材にとっても、そして、地域にとっても大きな意味のある選択肢だと感じています。

 

【クレジット】

※本記事はNPO法人G-netが経済産業省「令和元年度地域中小企業人材確保支援等事業(中核人材確保スキーム:横展開事業)」の補助を受けて作成しています。